L'Oiseau bleu ~晴れ時々雨~

日々楽しく過ごそうと思いつつ、人と飼い犬に振り回される日々。

阿修羅城の瞳2003 ゲキシネ

2015-04-15 23:19:51 | CINEMA
前売り券を買って心待ちにしてたのに、バタバタ&ブルーに過ごしてたらもう上映始まってた

しかも今週だけ?

行く時間が~


2003年に上演された劇団新感線によるお芝居『阿修羅城の瞳』

をデジタルリマスターして上映。

ゲキ×シネはお芝居では見られない役者の汗、表情がよくわかるので毎回行きます。

今回の主役はおなじみの天海祐希さん&市川染五郎さん

染五郎さんはテレビドラマのイメージのせいか、あまりいいイメージなかったのだけど、

『惚れてまうわ~』な気持ちになってしまうくらい存在感がスゴイ

時に文化文政。巨大都市江戸。
一見平和そうに見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を祓うために組織された特務機関“鬼御門(おにみかど)” 病葉出門(わくらばいずも・市川染五郎)は、そこで“鬼殺し”と恐れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。 が、謎の女つばき(天海祐希)との出会いが、彼の運命を狂わせた


最初はストーリー展開についてくだけだったんだけど、じわじわにじみ出る染五郎オーラーに魅了されてしまった~

他の役者さんももちろん上手なんだけど、役者が上というのかなんて言うのか。。。

他の方は着物だけど靴、彼はずっと草履。

設定なのか不明だけど→そこは普通気になるとこ違うと思う

もと同士で今は敵の安倍邪空(男)の出雲(男)に対するセリフが、ちょっと恋愛?と思うようなセリフでツボにはまったり(ボーイズラブにみえちゃって。。。

売るほどの魂は俺にははじめから無い。俺の魂ははじめにお前に出会ったときからお前に持っていかれたよ

橋本じゅんさんの見せ場シーン(お笑いシーンだけどね)でホッと心が和んで。。。

そんなこんなでせつないLASTを迎え、幕は下りて。。。

後ろから泣き声が。

そっか、そんなに感動したんだと振り向いた私に聞こえてきた言葉

『なんで~、なんでこのお芝居を昔に見に行ってなかったんやろ、映画じゃなくて生で見たかった~』

と泣くオバサン二人組だった。

そこまで泣けるなんて安倍邪空も真っ青だよ。