四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
富士山の見える山
今年もスローペースでブログ更新いたします。
どうぞお付き合いください。
(ここからいつものぶっきらぼうな文体で失礼!)
さて、真冬の太平洋側は空気が冷えて視界も良好な日が多いので、低山にちょいとハイキングに行ってもなかなか気持ちがいい。
小田急線と東海道線を乗り継いでなんだかんだと観光客の多い熱海へ。
昭和レトロな地下街や喫茶店、必ず迷子になる古い背戸道が多く、町の散策だけで一日楽しめる。
でも今回は昭和レトロの誘惑を断ち切って駅前からバスに乗る。
海が目の前の熱海の街もその裏手には箱根へと続く山が迫るこのエリア。
目的地の玄岳は背伸びをすれば800mと意外と標高が高く、高尾山よりも200mも高い。
このコース最大傾斜の住宅街(笑)をのろのろと歩けば、その行き止まりから登山道が始まる。
住宅街は竹藪へ、植林へと変わり、やがて自然林に変わる。
左手に沢があるはずだが乾燥したこの季節、水は枯れている。
山頂手前の見晴らし台からは熱海の町、その先に真鶴半島、そのまた先に三浦半島と楽しい眺めが続く。
試作品のショルダーバッグから双眼鏡を取り出して眺める。
数日前に降ったと思われる雪がうっすらと残る。
山とはいえ熱海で雪とは意外だった。
山頂までの笹の道は普段でも滑りやすいのに、雪のおかげでつるっつる。
つるつる滑りながらも一息の急登で山頂へ。
ハイ、ものすごい風!
草原状の山頂は吹きっさらしだから西から強烈な風が吹いてくる。
そのおかげか富士山は裾野から山頂まで丸見え。
ああ、いいなぁ、正月っぽいなぁ。
手前の愛鷹山のギザギザがまたいいではないか!
西を向けば沼津アルプスと駿河湾、千本松原も見えますな、よしよし。
2時間ほどの登りでこんな眺めが楽しめる、とてもおいしいハイキング。
最高だチュー。
帰りは同じルートを下山して熱海の町に帰るのであった。
