四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
ウキグモ、ウンカイ集中講座-その6 雨の凌ぎ方
宙に浮かぶ寝袋の様な、寝心地も暖かさもすべてが理想的なダウンハンモックのウキグモ。そして、ウキグモと合わせて使うことで最高のパフォーマンスを発揮するトップキルトのウンカイ。これらは、真夏以外の幅広いシーズンのシノギングでゆらゆらとハンモックを楽しむために不可欠な道具である。
シノギングとハンモックの相性の良さとハンモックの有用性については、これまでにシノギングイベントやブログ、Instagramで紹介して来ているので割愛させていただくが、一年を通して晴れの日にも雨の日にも数えきれないくらいのシノギングをする中で、これほどに自然に溶け込んでリラックスできる道具はないと感じている。
ウキグモとウンカイを手に入れたら雨の日にも山に行きたくなる。雨を凌ぐためにはタープが必要で、ハンモックにちょうどいいサイズのEXPED Solo Tarp、前室を広く取れるEXPED Hmmock Trekking Tarp、かなり余裕のあるサイズのEXPED Scout tarp Extremeなどがある。 タープの張り方は雨の強さや風の強さに応じてウィング部分を開いたり閉じたりすればいい。風雨が強い場合にはタープ自体を低く張って凌いだほうがいい。経験上Solo Tarpで(豪雪も含め)ほとんど凌ぐことができる。
降ってくるものについてはタープで凌ぐことができるが、ハンモックの場合木の幹を伝う雨がハンモックのラインにまで伝わってきてハンモックを濡らしてしまうという厄介な問題がある。ハンモックをはじめたばかりでノウハウを良く知らなかった頃の話、夜に降り出した雨がハンモックに伝い、朝起きたらハンモックが水たまりの様になっていたことがあった。よくもそんな状態で朝まで寝ていたものだと思うが・・・。
雨の日にはドリップラインを付ければハンモックを濡らすに済む。
ドリップライン?
細引きをハンモックのラインに結び付けてそこから雨を下に逃がしてやるのがドリップラインだ。ドリップラインの末端には雨のしずくができるのでちゃんと機能してるかどうかが確認できる。
ドリップライン一本では心もとない場合には2本付けてもいい。付ける場所はもちろんタープの下の雨に直接当たらない場所だ。
こうすることで雨の日にも快適にウキグモを楽しむことができる。
それから、傘がありと便利なので最後に付け加えておこう。
これで予定していた内容は終了しました。
新しい情報をお伝えしたい場合にはこの続編として投稿します!
