今回は フランス関連記事をまとめてみましょう
まず政治面で6月末にあったフランス統一地方選で
マクロン大統領率いる与党が惨敗しました
それを受けて内閣は総辞職し 面目一新のために
中道右派共和党のカステックス氏が首相に
就任しています
また軍事面では トゥーロン基地で整備中だった
原潜で事故が発生しています
仏原潜ペルルで事故
フランス海軍本部によれば、南部地中海沿岸の
トゥーロン基地に停泊していた攻撃型原子力潜水艦
(SNA)『ペルル』(Perle・真珠)で発生した
火の手は出動した軍と消防隊員らによって火災
発生後4時間を超えてやっと消えて、完全な鎮火
まで10時間がさらに必要となった。
海軍によれば、潜水艦の核燃料と補助エンジン用の
ディーゼル燃料、ミサイルや魚雷などの武器は全て
整備のためにあらかじめ潜水艦から除去された状態のため、
大きな被害に広がるのを避けることができた。
死傷者も居ないことが把握された。
フランス海軍は今回の火災が「深刻なレベル」と
明らかにした。自国の海軍力の少なくない部分を
占める攻撃型原子力潜水艦部隊の戦力に大きな
つまづきをもたらすことになったためだ/AFPより
放射能漏れも死亡者もでなかったのは幸いでしたが
このペルルは当分は 任務に復帰できないものと思われます
ところで 仏潜水艦というと 日本とも争った
オーストラリアへの輸出コンペがありましたが
しばらく前から 計画が上手くいかないかもしれない
という話がでています
豪潜水艦にPlanBが必要か
このレポートに書かれている問題点を抜粋すると
地元優先の約束が守られていない
アタック級潜水艦の設計や建造にオーストラリア
企業が深く関与できるとの約束だったのに
仏政府のNaval Groupにより、豪州企業はとても
低いレベルでのプロジェクト参加しかできていない
過剰な設計と建造コスト
当初500億豪ドル(約4兆3,000億円)とされていた
アタック級潜水艦12隻の建造コストは800億豪ドル
(約6兆円)まで上昇している
配備までのタイムギャップ
更に新しいアタック級潜水艦12隻が全て配備
されるスパンは30年間もかかる
そのため より低価格で済むPlanBが必要という
提言がなされています
一説では 仏潜水艦は核動力型導入という前提が
あったとする話もありますが高額な原潜に対して
もしPlanBが導入されるなら かつてのF-15と
F-16のハイローミックスのように そうりゅう型
にもひょっとしたら もう一度チャンスが巡ってくる
こともあるかもしれません
日本もイージスアショアで揉めてますが なかなか
ビックプロジェクトは問題を孕むことが多いですね
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