見出し画像

秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

"NEW JUJU" ライヴ映像の制作について

c:Masataka Nagano

 

先日アップした『NEW JUJU』は観ていただけましたでしょうか。個人的にも大変思い入れもある映像作品に仕上がったと思います。

当日アキノリは10年前くらいに購入したCACIOのコンパクトデジカメ EX-ZR8001台のみを用意し、撮影を手伝ってくれるスタッフなしで、会場に入るとお客様がいらっしゃらない場所に三脚をセッティング。演奏中ももちろんカメラを動かすことはできないので一方向からのアングルの撮影になりました。この固定した映像をどうやって映像の最後まで見続けてもらえるように工夫できるかが編集の一番の力の入れどころでした。

映像の編集に使ったソフトはmacbook airを買ったらついてくるimovieのみ。macを10年以上使っているのでimovieには慣れています。このソフトの良いところは直感で編集できること、至らないところは細かく編集できる機能がついていないところで、一週間ほどの間に何度もとりあえず完成、データ書き出し、見てチェックしてダメなところを修正、を20回くらい繰り返しました。

重点的にチェックしたポイントは、映像を見て飽きがこないか、音楽の流れが掴めるか、楽しくテンポよく見れるか、テロップの不備がないかの4点です。

ライヴでの演奏は30分ほどの間に二台のサンプラーで即興的に流れを作っていくので、音楽が大きく掴めてもらえるように曲調が大きく変化するポイントを意識してカットして、映像にその流れが感じられるようにポイントを押さえて編集しました。

また固定の映像素材なので、音楽の流れが切れずに飽きがこないようにワンカットごとの絵面の切り取りを工夫したフレームを意識しました。サンプラーを演奏する手元のアップも映像を少しずつ移動させて飽きがこないように工夫を凝らしてあります。

そして大きく引きのフレームから演奏する手元の映像まで、映像ならではの目線が行き来する動きを作りました。、シーンの切れ目にはフェードイン、フェードアウトを多用、音声のトラックは二段に重ねて音の迫力にこだわりました。

フレームの中に揺れる人影がありますがこれはお客様がノッてくれている姿で、ライヴ中時々チラッと目を上げお客様の様子を見ると、暗い客席の向こうのお客様が「わ〜おもしろーい!!!」っていう声が聞こえてきそうなまでに揺れていると、こちらもパワー上げて演奏しちゃいます。

あきのりが考える音楽、ダンスに共通することはお客様にエナジーを送ることで、お客様にいいバイブレーションを伝えるためにあきのり自身が楽しく演奏します。なので独りよがりの演奏にならないように最大限気を使います。アートとはお客様と生きるパワーの交換、交流するためだと考えます。そのため映像もパワーのバイブレーションを伝えたくてアップしました。

ラストは日頃お世話になっている方々へ感謝を含めてspecial thnaksを書かせてもらいましたが、これはあきのりがこうして音楽を発表できるのは多くの方々の励ましのお声で支えられていて、お世話になった方々にお会いした時にお礼を言うのは照れるのでなかなか言えませんので、この場を借りてお礼を書き込みました。

 

c:Masataka Nagano

 

ここ最近は自分の仕事を作ることに精一杯でなかなかアートの活動がままならない状態だったところをコンサートディレクターの長野雅貴さんにお声がけしていただいての、ようやく一年振りになるライヴの当日の様子はブログYoshie Akinoriのライヴ(momente#76 "Intersection") 2022/6/4で書いたとおり、演奏後にお客様から頂いた「すごく楽しかった!」という言葉でとても報われました。

このいいバイブレーションを多くの方が楽しんでくださるととても嬉しいです。

 

写真と動画はmomenteを企画されているコンサートディレクターの長野雅貴さんが撮って下さいました。あきのりがめっちゃええ顔しています。

この映像制作をきっかけに映像でいろんな方々の活動を紹介したり、手助けになれれば、と考えています。これからもよろしくお願いいたします。 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「思うこと」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事