はい！富士山を眺めてからその後どうしたのかあきのり!? の第二弾です。
富士山の写真を撮りまくり、お腹は空かないもののB級グルメで有名な富士宮焼きそばは押さえとかなあかんやろ！と軽く食べるともうすることがなくなったお昼過ぎ、このままずっと富士山見続けるわけにもいかないしどこかに行こうととりあえず伊豆半島の東へと再びJRに乗り込みます。
車内でgoogle mapを指で広げてどこに行きたいか眺めてもピンとこない。とりあえず9年前に旅行の途中にちらっと寄った三島大社にお参りしようと三島駅で途中下車します。重い荷物を担ぎながら徒歩で三島大社の境内に入ると通りや社が9年前の記憶のままで大興奮。本殿で手を合わせ長年のお礼とこれからもよろしくお願いしますとの挨拶をすませます。いい記憶として残っている場所へ行くのはやはりうれしいもので、駅へと戻る道すがらの景色が昔のままに現れていくのがとってもうれしい！
さて、三島駅前のタリーズでコーヒーを飲みつつ途方に暮れてここから先どこに行ったらいいのか。「あ”ーどこに行きたいんやー???」と思い悩んだそのときハッと、「海が見たい！それなら伊豆半島の東側の海岸を見よう!」と脳内会話で決定。早速三島から熱海、そこで伊東線に乗り換えました。伊東線に入るとしばらくスマホが圏外になるのがなんだか日本のようで日本でない場所に行くような、異界へ行くテンションで軽く興奮しながら伊東駅に到着。駅から海岸に向かって夕方の風も冷えてきた街中を散策しながら伊藤オレンジビーチという有名な海岸に出て海を眺めていると、「あれ〜盛り上がらないなぁ〜俺…」。太平洋が眺められるすごい海なのにどー見てもフツーの海に見えてしまってちょっとショック。電信柱には『HENKA』(変化?)のステッカーが貼ってある。
周りを見渡しても普通に犬を散歩させているおばさんや若い男の子や女の子らがたむろっているどこにでもある寂しい海岸に見えてしまう。とりあえず海岸をバックに西日に向かって自撮りをしている10代くらいの子らを真似して自撮りしてみました。
伊東市で泊まろうとネットで探して目星をつけていた宿をチェックするもののいい部屋が見つからず、なんだかここに泊まる感じではなさそう…と考え熱海に戻っておしゃれなゲストハウスennovaで一泊することにしました。このennovaは若いシングルマザーのオーナーさんが経営されているとのことで、とってもきれいで居心地がよい。チェックインするとベットに荷物をひとまず置くとやっぱ熱海に来たら温泉でしょ！と思ったものの一日歩き通しだったため疲れ果てて動けず。なんか食べたいなぁ〜と一息ついてから18時すぎにJR熱海駅の飲食店をのぞいたらコロナの蔓延防止も相まってほとんどのお店は19時閉店！かろうじて開いているのは海鮮専門店ばかりで普段お魚を食べないあきのりには無理なので、結局ファミマのお弁当とおかずを買って食べることに。
疲れてクタクタなので早々と床につきぐっすり眠ります。ところがなんと明け方？の3時に突然ぱっちり目が覚めて、頭の中に普段思い悩んだり考えていたことの答えのようなものが脳みそにあふれ出ていて、慌ててカバンからノートを取り出しそれらを書き留めました。普段こんなことはないのでびっくり。さらに1時間半ほど考えを深めてからようやく布団をかぶり再び寝落ちました。
8時を大きく過ぎてから起きると、もうどこかに行きたいという目標がないのでそろそろ大阪に戻ることしようと考えをまとめてチェックアウト。天気はカラッと晴れていてとっても気持ちいい。熱海の駅で家族や友達の土産を買った後、改札の前の電光表示でなんと人身事故でダイヤが大きく乱れていることを知り、関西まで辿り着けるのかな？もしかしたら名古屋で泊まることになるかもと思いつつもJRに乗ります。暖かな日和の中、ちょうど卒業旅行の学生さんやら撮り鉄さんやらが乗っていて車内の会話を聞いていても楽しく、お仕事で移動中のサラリーマンらしきスーツ姿の男性らも座席に座ってこっくりこっくり寝入っていて、どこか普段の日常とは雰囲気が違います。ダイヤの乱れはしばらく続いたものの豊橋を過ぎたあたりから落ち着き出して無事大垣に着くともうこっちのもの。米原から新快速で大阪へと一直線です。
三泊三日の行き先未定の旅はこうして終わりました。青春18切符で片道8時間以上の列車の旅は案外疲れるものの行きたい場所に思いつきで行けるのはとっても楽しいものです。十分旅行を堪能できました。
そしてこの旅日記を楽しんでくださるとうれしいのですが、ここまでお付き合いいただいた皆さま、読んでいただいてありがとうございました。
