秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

富士山にて

だんだんと春らしさが増してきた今日この頃ですが、皆さまはお元気でお過ごしでしたでしょうか。大変ご無沙汰しておりました。前回のブログ更新からさらに世の中がひっちゃかめっちゃかになりましたが、あきのりは毎日元気に過ごしております。

昨年から自分の身やその周りにいろいろあり過ぎたここ最近、「たまにはどっか知らない土地へ移動してぼーっとしたいなぁ〜」と自分の中の自分と対話していたら、先日ようやくスケジュールと気持ちとお金がポンと一致したので、出発前日に金券ショップで青春18切符をゲットし、翌朝9時に家を出てJRに乗りました。行き先はぼんやりと東方向と決めただけでどこで降りるかは未定のまま。なぜ東方向かといえばなんとなく伊豆半島の景色が見たいような気がしただけの、行き先を決めないままの旅行です。

電車をどこで降りてもその場所でbooking.comやらagodaの宿泊比較サイトから宿泊先を決められるので向かうところ敵なし。駅のコンビニやら立ち食い蕎麦などを楽しみながら途中下車することなく、延々乗り継ぐ電車の旅は、幼稚園から電車通学していたあきのりにピッタリ。どこでワクワク興奮して降りたくなるのか自分の気持ちを眺めつつひたすら東へ向かいます。

静岡駅からしばらくして富士山が見えてきました。その瞬間、「うわー富士山ヤバすぎー!!!」と心が大盛り上がり!なにせ普通の緑の木々が生えている山々の中、頂上に雪を被った日本一高い岩の山がフツーに存在しているその有り様が関西人にはありえない非日常感。これが見たいために電車に乗ってきたんだと何故か納得。ちょうど乾いた晴れの天気だったのでくっきりと際立った山のシルエットにドキドキしまくります。

当たり前に至近距離で富士山と一緒に生活している静岡と山梨の人たちは広い心持ちになるんやろか、関西の俺とここいらで毎日を過ごしている人たちの心の中身は見れないから比べれないよなぁ〜とかどうでもいい思いを巡らせます。そしてここいらで一泊することに決定!そのまま富士山本宮浅間大社がある富士宮駅で下車、近所のスーパーホテルで一息ついたものの興奮してなかなか寝付けません。

翌朝ホテルをチェックアウトして浅間大社を参拝。昼過ぎまで富士宮駅周辺をぶらつくものの、どこにいても視界のどこかに非日常感ある富士山が見えることを頭でなかなか認めることができず、お山が見える度についつい嬉しくなって写真を撮ってしまう自分は、もう完全にかわいいアイドルの姉ちゃんを撮っているオタクと一緒でどうかしています。

 

続く


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