息を吸って、吐く。
あきのりにとって呼吸とは何?と聞かれるならそれはリアリティをもって生きることと答えます。
呼吸なんて誰でもやっているとみんな思っているけど、腹の奥まで息を吸っていますか?
例えばコップの重さを感じてつかもうとすると、まずコップに触ります。それから一呼吸いれながらコップをつかむと、硬さ、重み、大きさ、素材、温度などの質感が感じられます。
その質感を感じるに必要なのが呼吸で、質感が感じられると、私たちの生きているこの世界のリアリティが感じられます。
自分の周りの世界がリアルに感じるとき、人は自分が借り物のような存在ではなく、今ここに生きていることを実感します。想像の中で生きているのか死んでいるのかわからない生が、コップの質感を分かるだけでも生き生きと生き出すことがあるのです。
あきのりも時折世界のリアリティが感じられなく思うときには、ゆっくりと息を吸い、その空気の出入りを肌で感じて今自分が生きていることを実感します。
リアリティを感じることは生きるのにとても必要なのです。
6/28(日) 13時から、京都鞍馬口すぐのSocial Kitchenにて、呼吸のワークショップには動きやすい服装をお持ちくださいね。
写真は以前住んでいた神戸市灘区にある丸山公園から見た神戸港です。きれい!!!