日本の異形の美をこの世に知らしめた偉大な舞踏家、大野一雄氏が亡くなられた。
氏の舞台は二度体験した。
氏は舞台でこの世とは思えない時空を繰り出してきて、僕は理解不能に陥った。
その強烈な舞台経験は、二度三度と繰り返して見られなければならない。そうで
ないと理解できない、そういう思いを持って舞台を息をつめて見ていた。
そうしないと理解できなかった。
一瞬一瞬がかけがえのない体験で、二度とつかめない、そんな感じを強く受け
た。
そして氏の生き様は、後続の舞踊家に大変勇気を与えた。
43歳で初リサイタル、70歳過ぎてのブレイクは、身体が若くないと舞台人に
なれないという舞台人特有の固定概念を根底から覆した。
ご冥福をお祈りします。
合掌
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