秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

a.y'

先日のパフォーマンスについて、簡単に僕の作品制作の思考を書きたいと思ってます。



昨年11月に制作を決定しました。そしてこのイベントでは、自分達の立場、姿勢、色などを示したいと思いました。

そういう中で、発表する作品はどうあるべきか。寒い季節柄、夜空の寒さがキーワードになって冷たさが必要だと思いました。

冷たさというのはこのグループに潜んでいると思います。

その「冷たさ」をさまざまに思考していく中、「青」というキーワードが浮かびました。

そこから「血管」が思い浮かびました。外側は青い。でも中は真っ赤な血液に満たされている。

「青」の中に「赤」がある。これらが一つ僕の中でこのグループを色に例えるとこういう感じがあると思いました。

こうした思考の中、いかに以前から活動しているとはいえ、何か今の我々をデビューさせるような作品にしたいとの思いが湧いてきました。

そしてayami yasuyhoのフラットな状態と、ある種の極みを出せるかということが、この作品での課題になりました。

作品について考える中、いろんなものが僕の中に入っていきます。さまざまな自分の思考、周りに影響されてその場でリアルタイムで産み出される思考、この制作作業中に起こったささいな出来事、体験、そういったことが、僕の思考に入っていき、作品の下地になっていっていました。

制作中にはいろいろな影響を受けますが、ayami yasuyhoのベーシックな部分「我々が存在する」、これを大事に作品を作ろうと考えました。

それと同時進行で栃本への作品についての説明、もしくは意思疎通が困難を極めました。なかなか自分の思考を人に伝え、感じたことを言葉に直していく作業はなかなか大変でした。このことは、これからのayami yasuyhoの作品制作についての課題となりました。

作品のタイトルもいくつも考えられました。

その中、「a.y'」に決めたのは、公演2週間前です。自分のグループの頭文字をタイトルにすえるのは、これが最後になるかもしれない。それに余計な意味性を持たせたくなかった。我々が存在する。これが今見せるべきものであるとの考えから、これに決めました。

ノートにいくつものキーワードを書きなぐり、ドローイングをし、さまざまな音楽を聴き、デビューとはなにか、体に感じる作業が続きました。音楽については、特にいろんなバンドのデビューアルバムを聴きました。

「はっぴいえんど」「PRINCE」「TRICKY」「MISSING FOUNDATION」「タテ タカコ」「the Chemical Brothers」「宇多田ヒカル」「NAPALM DEATH」「BOREDOMS」「EINSTURZENDE NEUBAUTEN」「GROUND 0」「IKEDA RYOJI」「PINK FLOYD」「BusRatch」「佐渡裕&シエナ」「MONDE BRUITS」などなど。

そうしながら作品の音源もセレクトしていく作業も進めました。


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