最近よく呼吸が浅くなる人が多いということについて考えます。
呼吸が浅くなるのは生活の速度と関係があると思います。
インターネットの普及から、ネット回線の速度がものすごくはやい世の中です。
検索バーに言葉を入力してクリックすると、一瞬でその単語に関係のあるサイトが一瞬で表示されます。
インターネット網が整備されようとしていた20年くらい前には考えられない速度です。
秋紀がパソコンを手に入れたのは2006年、このブログを始めた頃です。
その当時でも回線速度は速いとは思います。しかし時々なかなかつながらなかったりしたこともありましたし、せっかく書いたブログの記事が消えてしまうこともありました。
そして今、人や物の移動する速度などもそれがどこか基準になってきている気がします。
そうなれば急かされる場面も増えます。また過剰にサービスを要求するようになることも増えます。
以前なら待たされて当たり前なものが、急いでしてほしいという欲求になり、「待てない」人が増えています。
三宮の信号でも、青になるまで待てずに歩いていく人をよく見かけます。急いでいるのならともかく信号が変わるのが待てないのです。
はやく目的地に着いたからといって、その分なにか効率よく生活できているかと思えばそんなことはありません。
急がされることから逃げるようにユルいものが流行ったりもします。ご当地キャラのようなものがそうです。
そういうものが好きになればいいというのでもありません。それは根本的な解決ではなく、逃避のようなものだと感じます。
自分の速度を自分でつくる。そのひとつが呼吸を自己管理する能力だと感じます。
僕自身こうやってブログをタイピングして打ち込んでいますが気がつくとそんなに呼吸していません。
そうして気づくときに呼吸しながら有機的に文章を打ち込んでゆく。
そうすればもっと考えながら書けるし、この文章の先を見据えながら次々とタイピングできます。
意識的に呼吸しながら、自分の仕事ができるタフさを備えることが周りにのまれないコツです。