大きくて、まっ白な入道雲が青い空にうかんでる。
いくつも、いくつも、ぷかぷかういてる。
ふーってふいたら、とんでいくかな。
あのぺしゃんこと、ちんまりしたのをあわせたら、おっきなかたまり、できるかな。
そんな雲だった。
空き缶が、わらってた。
大ぐちあけて、あははははって。たのしそうに、愉快そうに、わらってた。
セミが、ジージーないて、夏だ-、俺らの季節だ-って。
アイスがね、テロンテロンに溶けて、アリさんが寄ってくるの。
いろんな声が聞こえるね。
人だって、言ってる。
「いらっしゃいませ」
「これ一つちょうだい」
「暑いねえ」
「ママ~、この花、おもしろいよ」
元気いっぱいの声。
どれも、一所懸命な声。
太陽がキラキラしてる。
水が、ぴかぴか光ってる。
あたたかいね。
ずるいかな、ぜいたくかな。
でも、光ってた。
呼吸を知らないひまわりがその中ではじめて呼吸をしたら、どうなるのかな。
いくつも、いくつも、ぷかぷかういてる。
ふーってふいたら、とんでいくかな。
あのぺしゃんこと、ちんまりしたのをあわせたら、おっきなかたまり、できるかな。
そんな雲だった。
空き缶が、わらってた。
大ぐちあけて、あははははって。たのしそうに、愉快そうに、わらってた。
セミが、ジージーないて、夏だ-、俺らの季節だ-って。
アイスがね、テロンテロンに溶けて、アリさんが寄ってくるの。
いろんな声が聞こえるね。
人だって、言ってる。
「いらっしゃいませ」
「これ一つちょうだい」
「暑いねえ」
「ママ~、この花、おもしろいよ」
元気いっぱいの声。
どれも、一所懸命な声。
太陽がキラキラしてる。
水が、ぴかぴか光ってる。
あたたかいね。
ずるいかな、ぜいたくかな。
でも、光ってた。
呼吸を知らないひまわりがその中ではじめて呼吸をしたら、どうなるのかな。