2学期から電動車椅子は授業の中で寄宿舎の中で毎日楽しく練習できたようです
授業の中で沢山の工夫をしながら練習を重ねていただきました
生徒たちは授業で毎日が楽しく生き生きと学校生活を過ごせていました。
卒業式は電動車椅子で卒業証書をとのことで沢山練習したようです・
いよいよ卒業式
拓野の卒業式は父親、姉たちも休暇を取り出席しました
支援学校の体育館は紅白の幕が張られ、卒業生、来賓、先生、保護者が整然と並び
卒業を祝う準備が整えられていました。
いよいよ卒業証書授与A組から始まり拓野は番目に、先生に介助をいただきながら
電動車椅子でスロープを上り校長先生の前につきました。校長先生から厳粛に卒業証書をいただき
スロープを降りてくる。その時会場から割れるような大きな拍手が起こり先生たちはじめ感動の涙、涙の
瞬間でした。
卒業生たちは又充実した高校最後の思いを胸に皆泣いています。
思う存分楽しく学んだ学校生活友人との別れ、やがて社会への道のりは
決して明るい道ではなく戦いの道であるでしょう卒業生たち
思い思いに泣いて別れを惜しんでいました。
(B, Cクラスの生徒達)
祝う会が終わり、拓野はこの数時間無言のまま涙一つなく過ごしていました。
すべての行事が終わりいよいよ船岡養護学校とお別れです。
終わってから先生たちに挨拶し寄宿舎の荷物を車に積み
大勢の皆さんに見送られて車を発車しようとしたとき
拓野は体の中から噴火したかのような大きな声を出し泣き始めたのです。
あまりの大きな鳴き声に見送っていただいている先生たちやお友達みんなもらい泣きし
しています。いつまでも泣きながら別れをおしみあっていました。
帰り道いつまでも無言のままの拓野でした
夜自宅で卒業祝いをしていたら担任の先生たちが
「帰り泣いた話を聞き」心配し自宅へ来てくださいました。
又
みんなで楽しかった学校の話をしながら
拓野たちの思い出を語りながら卒業までの時を
いつまでも語り合っていました。