宇宙のそらを わたるとき
天使の羽が こころに芽生え
鳥たちの智恵 よみがえる
爪の消えた
この手は かなた
夢をひらくためにある
闇のない 夜はない
朝のない 昼はない
色のない 夕暮れはない
真理は つねに 普遍をまとい
星々の物語を 重ねてゆく
宇宙のそらを わたるのは
永遠の歌を うたうため
届かない 真空の
音のひびきは 光にかわり
すべてのそらへ
このいのち ある限り
わたしは 歌う
もう待てない
閉じ込められた 瞳には
まっすぐな 愛があるはず
かたまった 身体には
つながってゆく 夢があるはず
宇宙のかなたは わたしのこころ
羽のちからは 神話のように
Ray