新宿に行きました
午前中に新宿に行きました。
ところで、小さかった頃に、
自転車に乗れるようになり行動範囲が広がった、、、
という時期が誰にもあった。
それまでの、生活のすべての移動を徒歩で済ませていて、
それで事足りていたような
子供の頃の自分の世界や生活範囲にも呆れてびっくりしますが、
とにかくそういう時代が誰にもあった。
自転車に乗れるようになった頃は、
それまで行った事の無かった隣の町なんかに
自転車でシャカシャカとどんどん出かけては、
夕暮れに帰宅し、母親に「今日はどこそこまで行った!」
と言い放ち、「そう」などのリアクションを確認しては、
ひどく満足し、何故か「よし」というような気分になり、
お風呂に入ってスヤスヤと寝たものです。
そして、そのうちに電車に乗れるようにもなり、
友達のHくんと「東京に行こう」と計画したのは、
小学校の5年生の時であった。
当時、東京と言えば池袋のことで、
僕らの町からは東武東上線の急行で1時間40分もかかった。
その日、池袋を目指して意気揚々と電車に乗り込んだものの、
まず途中の森林公園あたりでHくんのお腹が痛くなり途中下車。
気を取り直し、再乗車したものの、
今度、東松山とかその辺で、僕のお腹が痛くなり途中下車。
なんだか心配と不安で東京にいくことが怖くなり、
そのまま引き返して帰って来てしまいました。ははははは。
上京失敗。上京未遂。いい想い出です。
とにかく、当時、世界は広く、東京は地の果てかと思った。
やがて、歳をとり、バイク、車、飛行機、、
と移動手段が増えるにつれて、
世界はどんどんと広がっていった、、、、
ともいえるし、ある意味では狭くなっていった。
海外旅行は当たり前となり、
僕も旅行は大好きなので、
いろいろなところへ行ったりもする。
10歳の時には東京まで行くのが怖かったけれど、
今なら、地球上のどこかならばどこだろうが、
距離感が怖くなって引き返すということは
大人なのでまず無い。たぶんお腹も痛くならない。
距離感が怖くなるとしたら、もはや月や火星レベルだ。
火星となると「やっぱり僕行くのやめます」って
途中で言うかも知れない。
また、大人はちょっとやそっとでは、
誰がどこに行こうが、誰がどんなに遠くまで行こうが
もうまったく驚いてくれない。
「先週、アフリカに行って来たんだよね」
「あ、そう」
と来る。もしくは
「先週、オーロラを観に行って来たんですよ」
「なんで?」
なんでって、、、。話すタイミングによっては、
「先週、バッファローを観に行ってた来たんですよね」
「そう、でこの間のデザインの件だけどさ、、」
聞いてもらえない。
このように移動の距離だけではもうだめだ。
でも、その移動手段によってはまた違ってくる。
「先週、気球でアフリカに行って来たんだよね」
「マジで!!」
「先週、原付でオーロラを観に行って来たんすよ」
「うそ!!!」
「先週、タクシーでバッファローを観に行って来ちゃいました」
「ないないないない!」
くらいのリアクションは期待出来る。
大変、前フリが長くなりましたが、
僕は今日の午前中、新宿に行って来ました。
走って!!!
小田急の横あたりに「喫茶 ピース!」という店を
発見したことも大きな収穫でした。
さて、そしてそして、その午後、僕は大変に、
セクシャルな体験をすることになったのです。
それは!!
つづく。