続きです~~~。予告通り、書籍からの抜粋です。
オックスフォードバレエ用語辞典には、あまり記述がなかったので、今日は
『バレエ音楽百科』音楽之友社刊 小倉 重夫著
から引用してお届けします
「百万長者のハーレキン」
前2幕 振付プティパ、音楽ドリゴ、美術アレグリ、衣装ポノマロフ、初演サンクトペテルブルク・エルミタージュ宮殿劇場 (1900年2月10日。主演クシェシンスカ)。善良な妖精を味方に付けたハーレキンは大金持ちになり、コロンビーヌとめでたく結ばれる。この作品の1曲に、後日「ドリゴのセレナーデ」として有名になる音楽が含まれている。
「ハーレキナード」
1. 1900年に振付プティパ、音楽ドリゴ、初演サンクトペテルブルク帝室マリンスキー劇場で上演された(スタッフCの注: ここの部分、ちょっと上と違うので?なのですが・・・)全2幕の「百万長者のハーレキン」を、1933年に振付師のロブホフが作曲者のドリゴに生前了承を得たうえ、レニングラードのマールイ・バレエで新演出したのがこの作品で、表題もあらためられた。19世紀半ばのパリを舞台にアルルカン、ピエロ、コロンビーヌの衣装の若者たちの活躍のもと、金持ちの父親が言い包められた末、娘と貧乏学生との結婚を承諾させられるまでの顛末が、洒落たタッチで描かれる。
2. このロブホブ版は人気が高く、その後幾つかの新演出が生まれた。その中では1965年2月4日にバランシンがニューヨーク・シティ・バレエで行ったものが評価が高い。コメディア・デラルテ風タッチで、アルルカン、コロンビーヌ、ピエロの3人に、さらにピエレット、妖精たちをくわえ、奇術あり、早変わりあり、ロマンスあり、露骨なコメディありと、楽しいバレエに構成されている。
ピエレットは女性のピエロのこと、大抵はピエロの恋人ですね
コメディア・デラルテは、もう以前にちょっと触れたと思いますが、
イタリアの喜劇の一様式、でしたね~~~
こちらの書籍、入手にはちょっと苦労しました
というのも、書店で聞くと、絶版ではないが、再販未定で在庫もなし、というとても宙ぶらりんな状態で、
ヤフオクやブックオフで探した末、ブックオフオンラインで購入しました。
著者の方のバレエ書籍も多く、調べたりしているのですが、情報があまりありません。
ご存知の方いらっしゃったら、ぜひ教えてください
さて、実はちょっと前まで、このマールイ・バレエ版と思わしき映像がYou Tubeにあったのですが、
削除されてしまったようです…
コンクールで踊られるバリエーションこそ入ってなかったものの、
50分くらいの楽しいバレエで、時々観て楽しんでいたのですが、
もう観られなくなってしまいとても残念です!!!
DVDが国内で入手可能ならそれもいたしかたないと思いますが、
販売しているものを観たことはありません。
どなたかお持ちでしたらご一報を!!!
次回も違う書籍から抜粋を考えております。
スタッフCが以前愛読書としてご紹介した本から!
(引っ張るなぁ~~~)