お寺の奥さんの幸せな暮らし

自分も他人もみんな幸せな暮らしを目指してます。
自分の体験や本や人から教えてもらったりした幸せになるタネを紹介します。

仏教の善と悪

2020年02月12日 | 仏教
仏教では善いことするようにすすめていますが、
仏教でいう善悪は、一般的な考え方とは違うんです。

仏教でいう善と悪は、煩悩の有る無しです

心が汚れているか、心が清らかなのかの違いです。

清らかな心で行うことは、すべて善行になります。

いくら良い行いでも、好かれたいとか、
名声が欲しいからという気持ちがあれば、
悪じゃないかもしれませんが、その善行の価値は半減します。

たとえ小さな行為でも、
それが心から誰かのために献身的に行っているなら、
それはまぎれもなく善行です。

たくさんしなくてもいい。
大きなことじゃなくていい。
たとえ役に立てなくてもいい。

量より質(気持ち)。
結果より動機です。

実際には、煩悩が全くない人はいませんから、
煩悩が少ない状態で行うほど善行ということになりますね。

相手の気持ちを考えずに
自分の気持ちを押し付ける親切の押し売りも
人の気持ちを考えてない点で善行じゃありません。

そもそも本当に相手に幸せになって欲しいのなら
相手が嫌がることはできませんよね。

心のありかたは、大事。
心が汚れている行為は、トラブルになりやすいです。
心が清らかな行為は、自分も他人も幸せにします。

落ち着いた清らかな心の状態でいるのは難しいですが、
少しでもそんなふうになれたらいいですよね。

無理せず自分ができる善行をいたしましょう 






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