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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

金谷あつしさんのライブ。at 自由が丘。

2008年08月14日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

金谷あつしさんのライブを見て来た。
場所は自由が丘、「マルディグラ」というお店。

ご存知の方も多いかもしれないが、金谷さんは元「ピピ&コット」というフォークグループのリーダー。
そのグループには、ケメ(佐藤公彦)さんや丸山圭子さん、よしだよしこさんが在籍してたことがある。
70年代に、あのエレックレコードからレコードデビューし、当時の音楽シーンを盛り上げた1人。
まさに当時のフォークブームの「と真ん中」にいた人の1人。

今は、自ら大森で「風に吹かれて(以下「かぜふか」)というフォーク居酒屋を経営している。
普通、ミュージシャンがそういう店を経営する場合は、自らの定期的な出演枠を自らの店で確保しそうなもんだが、金谷さんはそれをせず、自らの店をただただお客さんに提供してばかりいた。
で、珍しく自分のライブをやる・・というので、てっきり「かぜふか」でやるのかと思ったら、別の店だった(笑)。
しかも、その「自らの正式ライブ」、自分で企画したのではなく、店のお客さんが企画してくれたからやる・・という展開。
さらにしかも、久々(のはず)の自分のライブなのに、あまり声高には告知していなかった・・という事実(笑)。
でも、それをやってたら、お店にお客さんが入りきらなかったかもね。あまり宣伝してなかったにもかかわらず、お店は満員だったし。

ともあれ、こういう企画を実行してくれた主催者のアミ哀里さんは金メダルものだ(笑)。
目のつけどころが良い!

金谷さんにはギラギラしたものがなく、いつも飄々としている印象がある。
でも、そんな金谷さんの人柄にひかれて、皆集まってくるんだね。宣伝などしなくても。
この日、私はそれを強く感じた。

で、二人のオープニングアクト(そのうち1人は、主催者のアミ哀里さん!)の後、金谷さんの正式ライブが始まった。
大半は、金谷さんの自作曲なのだろう。
1曲目で、いきなり私の心はわしづかみされた。1発で気に入ってしまった。
この曲、何かのCDに収録してくれないかなあ。
力が適度に抜けたような、飄々としたトークで場が和み、完璧にアットホーム状態。
実に、居やすい雰囲気のライブになっている。

金谷さんの曲には、年齢相応の悲哀があふれている。
中には、娘のことを歌った曲も多く、娘を持つ父親ならつい共感してしまうであろう曲が続く。
で、あの名曲「リッケンバッカー」。客席で私もサビで合唱させていただきました。
ともかく、全体的に、私の年代の心には、しみじみと染み込んでくる歌詞の曲が多く、切ない思いも持った。
いい曲、多いなあ・・・などと思いながら聴いていた私。
歌詞が心に伝わってくるし、独特のボーカルは、聴きやすいのだ。さすがだよね。

ライブは和気あいあいのうちに終わり、そのまま飲み会に突入。
飲み会になってしばらくたった時点で、私は抜け出して帰途についた。
帰りは私は、かつて目蒲線という電車が走っていた路線を走る電車で帰った。

思うに・・・せっかく「かぜふか」という良い「自分のお店(場所)」を持ってるのだから、金谷さんには「かぜふか」で定期的にライブをやればいいのに・・・と強く思った。
もったいないよ。
あんなに良い曲がいっぱいあるのに。


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