![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/74/f6930aa127726264cd2ba117f0e0918e.jpg)
学生時代、コックリさんが大流行したことがある。
コックリさん関係の本は売れに売れ(私も、しっかり購入!「狐狗狸さんの秘密」という本だった)、学校や家や旅先でもコックリさんをやったりしたものだ。
なんでも、コックリさんは随分昔からあったらしく、私の母親も女学生時代にやったことがあるらしい。
また、その呼び名も色々あったようだ。
「コックリさん」の他、「精霊さん」「キューピットさん」「守護霊さん」その他。
だが、それらは、呼びかける名前が違うだけで、方法は似通っていた。
また、呼びかける名前が「コックリさん」であろうと「精霊さん」であろうと、その名前通りの存在が出て来てくれるとは限らず、実際にはその場にいる低級霊がでてくることが大半だそうな。
低級霊が現れると、中々帰ってもらえなかったり、めちゃくちゃな回答をしたり、ひどい時には参加者に害を与える場合もあるとか。
このネタを読んで下さってる方の中にも、学生時代などにコックリさんをやったことがある方は、いるのではないだろうか。
友達の家に泊まった時や、友達と旅行に行った時の夜など。
コックリさんが一大ブームだったころは、学校でも級友たちと行ったという方もいるのでは。
休憩時間や放課後などで。
だが、休憩時間にコックリさんをやるのは、どうかと思う。
というのは、休憩時間は時間が短いし、現れた(と、とらえた場合)コックリさんがすんなり帰ってくれない場合もあるかもしれないし。
途中で指を離して、強制終了させた気になっても、それは厳密には「終わっている」とは言いがたい。
儀式である以上、作法は守っておかないと、妙な自己暗示にかかってしまう人もいるだろう。
一般的なコックリさんの方法は、文字や数字や鳥居などを書いた紙の鳥居部分に十円玉を置き、参加する人が硬貨の上に指(たいがい、人差し指だ)を触れる程度に軽く置いて、
「コックリさん、コックリさん、おいでになりましたら、大きく大きくおまわりください」と唱える。
すると、十円玉が動き出す。
で、コックリさんに、自分たちの聞きたいことを口にだして聞く。
すると、硬貨は一字づつ文字を指し示し、文字で答えてくる。
ひととおり聞き終わったら、
「ありがとうございました。鳥居よりお帰りください」と唱える。
すると、十円玉は、紙に書かれた鳥居のほうに動き、そこで無事終了・・となる。
私がやったのは、こういう方法だった。
だが、本などを読むと、コックリさんの最中にトラブルが起きる例もあった。
例えば、参加者の質問とは関係なく「コロス」と出たり。
「○○さんの好きな子は誰ですか?(自分の好きな子は誰の事を好きなのか・・・というのは、恋に悩む人なら誰でも知りたいことであろう)」と聞くと、メチャクチャ答えたり。
かと思えば、帰ってもらおうとしてるのに、拒否され、そこに居座る場合。
あるいは、「あなたはどなたですか?」とコックリさんに聞くと、参加者の友達の名前を語ったり(もちろん、生きている友達だ)。
あと、質問に関係なく、文字をスゴイ勢いで指し示したり。こんな時は、パニックに陥る人もいた。
こんな現象を見てると、仮に何かの霊(?)が出て来ていたにしても、低級霊がいたずらしてるとしか思えない感がある。
なのに、参加者は必要以上に思い込んでしまって、自己暗示にかかったり。
また、コックリさんの一番の疑問点は、十円玉が動くのは、決してその場にコックリさんがいて動かしてるのではなく、参加者の誰かが故意に「いたずら」で動かしてるのではないか・・という疑いだ。
でも、これなどは、まだいい。硬貨が動くのは「誰かがいたずらで故意に動かしているから」という答がある。
困るのは、参加者が、無意識のうちに硬貨を動かしている場合。
なにせ「無意識」のうちに・・・・なもんだから、自覚がないし、確認しようもない。
怪しい参加者に向かって「お前、硬貨を動かしただろう?」と問いただしても「うん」なんて言うわけが無い。
だから、それでパニックになると、参加者は自らの行為で自らをパニックに陥らせていることになる。
そんな問題があるから、学校によっては「コックリさん禁止令」が出た学校もあったようだ。
コックリさんの正体は、一体なんだったのか。
個人的には「誰かが無意識のうちに、硬貨を動かしている」というのが正体だったような気がしてるのだが、コックリさんという行為が随分昔からあったということを考えると、何かの実例や根拠もあったはず・・という思いもある。
民間伝承としての「コックリさん」の起源に。
決して「遊び」としてだけではなく。
実は私は高校の頃、自宅で1人でやったことがある。
1人でやるなら「参加者のうちの誰かが、いたずらで故意に動かしてる」ということはないからね。
1人でやる場合は、故意に動かしても空しいし、それならやらない方がましだ。
自分さえインチキでなく真剣にやって動けば、それは本当に何者かが現れて、硬貨を動かしてることになるからね。
コックリさんをやってる時ってのは、本当に自分以外の何者かがそこに居て、その何者かが硬貨を動かしているのかどうか、確かめたかった。
ただ・・・無意識のうちに自分自身が動かしているのだとしたら・・・これはもう仕方ない。
そう思って1人でやったところ・・・・・動いた!
でも・・・中々帰ってくれなくなってしまったのだ。
1時間くらい「お帰りください」を繰り返したと思う。
あせった。怖くなった。体が熱くなった。
結局、1時間くらい粘ったら、ようやく帰ってくれた。
懲りた。
自分の無意識が硬貨を動かしていたのか。それとも何者かがそこに現れて硬貨を動かしていたのか。それは分からない。
言えるのは、決して自分が意識して故意に動かしたのではない・・ということだ。
それ以来・・・私は「コックリさんをやろう」と友達に気軽にもちかけることは・・なくなった。
あ!
その数年後に、大学時代に、友達数人が私の部屋に泊まりに来た時に1回だけやったっけ。
過去に1人でやった時の苦い経験があるので、実はあまり気乗りしなかったのだが、「だんちゃん、怖いんだろう?」とか言われたらシャクなので、つきあったっけ。
その時は、すんなり終わったと思う。
でも・・・だからといって、好んでやりたいとは思わなくなった・・・・ってのは、変わらない。
やはりあれは、硬貨が動く理由がなんであれ、心理的なことを考えれば、気軽にやるべきものではないと思う。
自分が好きな人が、誰の事を好きなのか知りたければ、コックリさんに聞くのではなく、自力で確かめるのが一番なのだ(笑)。
・・ともあれ、コックリさんをやったことがある人って・・・案外多いんじゃないかなあ。
で、変な暗示を受けたり、うのみにしたり・・・ネ。
コックリさん関係の本は売れに売れ(私も、しっかり購入!「狐狗狸さんの秘密」という本だった)、学校や家や旅先でもコックリさんをやったりしたものだ。
なんでも、コックリさんは随分昔からあったらしく、私の母親も女学生時代にやったことがあるらしい。
また、その呼び名も色々あったようだ。
「コックリさん」の他、「精霊さん」「キューピットさん」「守護霊さん」その他。
だが、それらは、呼びかける名前が違うだけで、方法は似通っていた。
また、呼びかける名前が「コックリさん」であろうと「精霊さん」であろうと、その名前通りの存在が出て来てくれるとは限らず、実際にはその場にいる低級霊がでてくることが大半だそうな。
低級霊が現れると、中々帰ってもらえなかったり、めちゃくちゃな回答をしたり、ひどい時には参加者に害を与える場合もあるとか。
このネタを読んで下さってる方の中にも、学生時代などにコックリさんをやったことがある方は、いるのではないだろうか。
友達の家に泊まった時や、友達と旅行に行った時の夜など。
コックリさんが一大ブームだったころは、学校でも級友たちと行ったという方もいるのでは。
休憩時間や放課後などで。
だが、休憩時間にコックリさんをやるのは、どうかと思う。
というのは、休憩時間は時間が短いし、現れた(と、とらえた場合)コックリさんがすんなり帰ってくれない場合もあるかもしれないし。
途中で指を離して、強制終了させた気になっても、それは厳密には「終わっている」とは言いがたい。
儀式である以上、作法は守っておかないと、妙な自己暗示にかかってしまう人もいるだろう。
一般的なコックリさんの方法は、文字や数字や鳥居などを書いた紙の鳥居部分に十円玉を置き、参加する人が硬貨の上に指(たいがい、人差し指だ)を触れる程度に軽く置いて、
「コックリさん、コックリさん、おいでになりましたら、大きく大きくおまわりください」と唱える。
すると、十円玉が動き出す。
で、コックリさんに、自分たちの聞きたいことを口にだして聞く。
すると、硬貨は一字づつ文字を指し示し、文字で答えてくる。
ひととおり聞き終わったら、
「ありがとうございました。鳥居よりお帰りください」と唱える。
すると、十円玉は、紙に書かれた鳥居のほうに動き、そこで無事終了・・となる。
私がやったのは、こういう方法だった。
だが、本などを読むと、コックリさんの最中にトラブルが起きる例もあった。
例えば、参加者の質問とは関係なく「コロス」と出たり。
「○○さんの好きな子は誰ですか?(自分の好きな子は誰の事を好きなのか・・・というのは、恋に悩む人なら誰でも知りたいことであろう)」と聞くと、メチャクチャ答えたり。
かと思えば、帰ってもらおうとしてるのに、拒否され、そこに居座る場合。
あるいは、「あなたはどなたですか?」とコックリさんに聞くと、参加者の友達の名前を語ったり(もちろん、生きている友達だ)。
あと、質問に関係なく、文字をスゴイ勢いで指し示したり。こんな時は、パニックに陥る人もいた。
こんな現象を見てると、仮に何かの霊(?)が出て来ていたにしても、低級霊がいたずらしてるとしか思えない感がある。
なのに、参加者は必要以上に思い込んでしまって、自己暗示にかかったり。
また、コックリさんの一番の疑問点は、十円玉が動くのは、決してその場にコックリさんがいて動かしてるのではなく、参加者の誰かが故意に「いたずら」で動かしてるのではないか・・という疑いだ。
でも、これなどは、まだいい。硬貨が動くのは「誰かがいたずらで故意に動かしているから」という答がある。
困るのは、参加者が、無意識のうちに硬貨を動かしている場合。
なにせ「無意識」のうちに・・・・なもんだから、自覚がないし、確認しようもない。
怪しい参加者に向かって「お前、硬貨を動かしただろう?」と問いただしても「うん」なんて言うわけが無い。
だから、それでパニックになると、参加者は自らの行為で自らをパニックに陥らせていることになる。
そんな問題があるから、学校によっては「コックリさん禁止令」が出た学校もあったようだ。
コックリさんの正体は、一体なんだったのか。
個人的には「誰かが無意識のうちに、硬貨を動かしている」というのが正体だったような気がしてるのだが、コックリさんという行為が随分昔からあったということを考えると、何かの実例や根拠もあったはず・・という思いもある。
民間伝承としての「コックリさん」の起源に。
決して「遊び」としてだけではなく。
実は私は高校の頃、自宅で1人でやったことがある。
1人でやるなら「参加者のうちの誰かが、いたずらで故意に動かしてる」ということはないからね。
1人でやる場合は、故意に動かしても空しいし、それならやらない方がましだ。
自分さえインチキでなく真剣にやって動けば、それは本当に何者かが現れて、硬貨を動かしてることになるからね。
コックリさんをやってる時ってのは、本当に自分以外の何者かがそこに居て、その何者かが硬貨を動かしているのかどうか、確かめたかった。
ただ・・・無意識のうちに自分自身が動かしているのだとしたら・・・これはもう仕方ない。
そう思って1人でやったところ・・・・・動いた!
でも・・・中々帰ってくれなくなってしまったのだ。
1時間くらい「お帰りください」を繰り返したと思う。
あせった。怖くなった。体が熱くなった。
結局、1時間くらい粘ったら、ようやく帰ってくれた。
懲りた。
自分の無意識が硬貨を動かしていたのか。それとも何者かがそこに現れて硬貨を動かしていたのか。それは分からない。
言えるのは、決して自分が意識して故意に動かしたのではない・・ということだ。
それ以来・・・私は「コックリさんをやろう」と友達に気軽にもちかけることは・・なくなった。
あ!
その数年後に、大学時代に、友達数人が私の部屋に泊まりに来た時に1回だけやったっけ。
過去に1人でやった時の苦い経験があるので、実はあまり気乗りしなかったのだが、「だんちゃん、怖いんだろう?」とか言われたらシャクなので、つきあったっけ。
その時は、すんなり終わったと思う。
でも・・・だからといって、好んでやりたいとは思わなくなった・・・・ってのは、変わらない。
やはりあれは、硬貨が動く理由がなんであれ、心理的なことを考えれば、気軽にやるべきものではないと思う。
自分が好きな人が、誰の事を好きなのか知りたければ、コックリさんに聞くのではなく、自力で確かめるのが一番なのだ(笑)。
・・ともあれ、コックリさんをやったことがある人って・・・案外多いんじゃないかなあ。
で、変な暗示を受けたり、うのみにしたり・・・ネ。