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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

組曲「草原の子供たち」 by だんぞう(DANZO)

2016年03月05日 | 音楽活動

 

初めて自分でユーチューブ映像を作ってみました。当初は・・いやあ、初めてだったせいか、勝手が分からず、悪戦苦闘でした。

https://www.youtube.com/watch?v=ioeaBEj8ttM

 

曲は、長年自宅で埋もれていた、多数の未公開の自作曲の中の1曲で、組曲「草原の子供たち」という曲です。

今から17~18年前にPCで作った自作曲の音源です。

映像を作ったのは2015年の秋ごろで、当時私の自宅PC(パソコン)はビスタでした。

映像を作り終わり、いざユーチューブにアップしようとしたら、どうもうまくアップできず。

なぜだろうとネットで調べてみたら、どうやらユーチューブとビスタは相性が悪いことが判明。

ビスタだと、ユーチューブにうまくアップできないことがあるみたいで、アップするためにはあれこれ面倒くさそうでした。そこで、当時ウインドウズ10が出たこともあり、せっかくだから10搭載のPCを購入してから、アップしようと思いました。

で、2016年に入り、無事に10搭載のPCを購入し、このたびやっとアップ完了。

 

さて。

皆さんは、初めてPCを購入したのはいつ頃でしたか?

また、初めてPCを買った時の目的はなんでしたか?

 

 私が初めてPCを買ったのは、ウインドウズ98の頃でした。

当時、買ってほどなくしてウインドウズ2000というOSが新たに出たので、多分私が買ったのは1998年か1999年あたりだと思います。

 当初私はあまりPCに興味がありませんでしたが、会社などで周りの人間たちがPCで盛り上がっており、テレビや雑誌などでもPC用語が頻繁に使われるようになってました。

そんな状況を見てると、PCの1台くらい自宅にないと、だんだん世の中の流れから置いてけぼりをくらってしまいそうな心境になっていきました。

聞けばPCでは色んなことができるという。音楽も作れるという。実際、当時すでにPCなどで音楽を作っているミュージシャンも増えてきていました。

 ならば、私もとりあえず1台買ってみようと思うようになり、重かった腰をあげて、ある日1台買ってみたのです。

けっこう高額だったし、しかも自分はPCのことなど何も知らなくて、「色んなことができる」とは言っても、実際どんなことができるのかもよく分からないまま買ってみたので、まさに「清水の舞台から飛び降りる」ような気分でした。

 

それまで会社では自分にもPCが割り当てられていたこともあり、ネットというものの便利さや楽しさも知ってはいましたし、仕事でも使ったりしていましたが、自宅にPCを設置したばかりの頃は、自宅のPCはネットにはつなげてもいませんでした。

というか、自宅でネットをやる・・という習慣が私にはまだなかったのです。

ネットをやるということが、私が自宅にPCを購入した主な理由ではなかったのが大きかったと思います。

 私が自宅にPCを導入して、まずやってみたかったこと、それは作曲でした。

いわゆる「DTM(デスクトップミュージック)」と呼ばれる作業です。

 

世に「作曲ソフト」というものがあることは知ってましたが、そのソフトがいったいどういうものなのかも分かってませんでした。

というか、PCで作曲ができるという情報から、私は買ったPCにすでにそういう機能が備わっているものだとばかり思ってました。

ですが、いざ買ってみると、作曲をするからには、作曲ソフトを別途で買わないといけない・・ということを、PC購入後に知り、当時市販されていた一番安い作曲ソフトを買ってみました。

なにせ、PCによる作曲に関しては完全に初心者でした。

作曲そのものは小学校時代から遊びでやっていたにせよ、PCで作るのは初めてだから、ともかく安くて、初心者にもあつかえそうな簡単なソフトがいいと思いました。

 

で、初心者用向けっぽい作曲ソフトを購入してインストールし、とりあえず始めてみました。

たちあげて、作業を始めると、モニターに五線譜が現れました。

どうやら、その五線譜に自分で譜面を入力していくらしい。

 

で、自分で作ったメロディの譜面を入力していき、入力したメロディの音色を決め、自動演奏させると・・・いやあ、これがオモシロイ。

その譜面とシンクロして奏でる「伴奏譜」も入力すると、さらにオモロイ。

和音楽器の譜面を入力し、ドラムの譜面を入れ、ベースの譜面を加え、ストリングスの譜面なども加え、時には一節だけ使用する音色も加えると、魔法のように思えました。

昔2本のテープを使ってやってた多重録音という作業が嘘のようでした。

もう、その段階でハマりました。

 

普段曲作りなどをする時、自分をとりまく音楽環境を考えると、再現不可能な曲は作っても意味がありません。たとえばバンドや弾き語りなどで音楽活動をしている環境で、オーケストラでないと再現できないような曲を作っても、しょうがない。

でも、PCの作曲ソフトだと、その「制限」がなくなるのです。

平気でオーケストラ楽曲や、民族音楽風、歴史番組系の音楽なども作れるのです。

全ては自分の頭の中に浮かんだままに。自由なのです。

 

この段階で、それまでの私の頭の中に長年鳴っていた「自分の音楽環境では再現不可能」な「曲の断片」たちが、ダムが決壊したかのように、あふれ出てきました。

それまで頭にストックしてきた曲の断片たちに対して、あれもできる、このメロディも使える、・・・と、より取り見取りに思えました。

 

また、曲を作り始めると、それを自由に展開させてゆくのが楽しく、会社の行き帰り・・通勤途中の時間などは、その時作りかけている楽曲をどう展開させていくか・・そればかりを考えてました。

そうなると、耳に入ってくる様々な音もヒントになったりします。耳に入ってくる全ての音・・・誰かの携帯の着信音も、駅での電車の発着音も、誰かの会話の発音も、自然音も、警報音も、そのほか、耳に入ってくる全ての音がヒントに思えました。

こうなると、無駄な時間がない。そんな充実感も感じてました。

 

ただ、初めての「作曲ソフトによる作曲」は当初勝手が分からず、ともかく悪戦苦闘したのは覚えています。

 今回冒頭で紹介したのは、ソフトを買ったばかりの頃・・・・1998~1999年頃に作った曲の中の一つで、組曲「草原の子供たち」という曲です。

 

今聴くと、音色はファミコン的なチープな感がありますし、アレンジ面でやりなおしたい箇所はたくさんあります。

ただ、やりなおしたり修正するなら、全面的にやりなおしたくなるので、これはあくまでも「最初のデモバージョン」ということで。

とりあえず、細かいアレンジ面は修正したいところだらけですが、全体的なメロディの流れや、曲の展開の仕方などの大まかな構成は、ほぼイメージ通りにはなっています。

 もっとも、やりなおすとなると、アレンジだけでなく、メロディの数か所も断片的に直すことになるでしょうけど(笑)。

 

この曲、冒頭のメロディは、20代の頃に浮かんだものですが、どうしても歌詞がつかなくて、放置してました。特に冒頭はバグパイプでやりたい・・という構想もあったので、なおさら実現は難しく思えていました。

歌詞がつかなくて埋もれ続けるなら、インスト曲として仕切り直そうとして作ったのがこれです。

もっとも、それでも結局は埋もれ続けてきたわけですが(笑)。

冒頭のメロディだけは20代の頃に作ったものですが、それ以外は、PCでインスト版を作るにあたって、どんどん展開させていったものです。

苦労したけど、楽しく充実した作業でした。

 

お時間がある時に、聴いてやってくださると嬉しいです。

 1998~1999年頃に作って以来、ず~~っと私の手元で埋もれ続けてきた曲の中のひとつです。

  

 

いつか・・こういう曲を生で再現できたら・・・私はもう思い残すことはないのかもしれません。

まあ、そのへんは、究極の夢・・・ですね(笑)。


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