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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

学生時代の仲間同士で組んで、社会にでて活動すると

2009年09月18日 | 音楽全般
サイモンとガーファンクルにしろ、レノンとマッカートニーにせよ、もともとは学生時代の友である。

学生の頃の仲で一緒にバンドやユニットを組み、デビューして、仕事仲間として長い年月一緒に活動していくと、やがて仲が悪くなるケースは・・・多い。

それは音楽仲間だけとは限らないだろう。
色々なケースでそういうことはあると思う。

元々は「気が合う」とか「趣味があう」とか「仲がいい」などといったピュアなものから始まってるのだが、一緒に活動すると色んな問題に直面する。
利害がからんでくることもある。
その利害が、お互いにとって「利」であればいいのだが、一方には「利」だがもう一方には「害」である場合も出て来る。

金銭的な問題もそうだが、「個々の意向」とか、個々の家族の意向や事情もからんできたりすると、いつまでも学生の頃のような「仲がいい」だけでは解決しなくもなる。

幸か不幸か、私は学生時代の友人と長い間一緒に仕事をした・・という経験はない。
一定の間、一緒に仕事をした・・ということは何度かあるけど、長い間・・となると、無い。

長い間、一緒に仕事して、友人関係が壊れてしまう・・というのが怖いのかもしれない。

一定の間だけなら、最初から終わりも見えてるので、モメたことはない。少なくても私の記憶の中ではネ。



でも、・・もしも。
若い頃に友人と組んでたバンドが、その時のタイミングやチャンスに恵まれて、それが仕事になり、しかもそのバンドが長く続いたら・・一体どうなったかなあ・・などと考えることはある。


アマの音楽ユニットでもぶつかることはあるのだから、プロになって利害関係が異なってくると、そのぶつかりあいはもっと深刻になっていったんじゃないかなあ。
そんな気もしてる。

ただ、学生時代の友と「仲の良さ」から始まったバンドでそのままプロになることができ、しかもそのバンドが大成功して、長く活動していけるのであれば、それに越した事は無い。
それは、実に幸せなことだろうと思う。

でも・・そういうケースは、めったにないと思う。

世の中にそういうケースで長く続いているバンドはいくつかあるけど、その数は実に少ない。
その「数少ない」バンドの姿が「理想の形」として目立つから、そういうケースを目指す人は多い。
でも、そういうのは、ほんの一握りに過ぎないのだ。
たいがいは、途中で人間関係上のトラブルや金銭関係上の利害でのトラブルで、霧散していったりする。


利害関係とは関係ない時期や状況で知り合った友と、いつまでも友でいるために、利害関係が生活に直結してくるような「長期に渡る仕事上の共同体」になるのは、どこか避けていた部分が・・・私にはある。

長い間に渡り密接な関係で共に仕事をしなかったからこそ、今も友でいられた・・そういう友が私にはいる。
友と友でいたいからこそ、一緒に長期に渡っての仕事はしなかった・・そんな感じ。


利害関係の発生しないポジションで、つきあっていきたい気はしている。
その友を修復不可能な感じで失わないために。

それがいい事なのか、それともそうではないのか、それは分からないけどね・・。


でも・・本当は、理想を夢想してる自分も、どこかには居る。
今でも。



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