機内でマスク拒否の元大学職員に有罪判決…客室乗務員に暴行・緊急着陸で運航妨害
航空機内でマスクの着用拒否を巡ってトラブルとなり、客室乗務員に暴行し、航空機を緊急着陸させたとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた元大学職員の男性被告(36)に対し、大阪地裁は14日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役4年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、被告は2020年9月、釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーション機で、マスクの着用を拒否。他の乗客とトラブルになり、乗務員の腕をつかんだほか、新潟空港に緊急着陸させて業務を妨害するなどした。
被告は「暴行はしておらず、マスクをしないことへの差別だ」と無罪を主張したが、大寄淳裁判長は乗務員らの証言から被告が大声で威圧し、暴行したと認定。一方で、「負傷したか合理的な疑いがある」として傷害罪ではなく暴行罪にとどまると判断した。マスク着用の是非については言及しなかった。
その上で、「自分の考えを押し通そうとした犯行だが、暴行の程度は重くはなく、緊急着陸の高度な必要性があったとはいえない」として執行猶予にした。
被告はこの日の公判でマスクを着用しなかった。判決の言い渡し後、大寄裁判長に向かって「まるで中世の魔女狩り裁判のような判決。私は 冤罪(えんざい) だ」などと大声で発言した。
読売新聞オンライン 2022/12/14 12:27
あれからもう2年になるのですか…
月日の流れはホント早いですねぇ…
さてさて、
執行猶予付きの有罪判決になってしまいましたね。
ま、やっぱりというか当然というか…
当ブログでは事件当初から、
「問題の本質はマスク着用の有無や是非ではない」
と再三指摘していましたが、
裁判所をはじめ世間一般でも、
概ね同じような考えみたいですね。
ま、でも当然の帰結かなって感じでもあります。
タクシーでもなく電車でもなくバスでもない飛行機内という、
密室度が高いゆえの特殊な空間でもあるので、
機長の判断云々については少々わかりにくいかもしれませんが、
それでもどうして東大の大学院まで進んだマスパセ先生は、
このようなことが理解できないのかが不思議なんです。
それよりもなにも「暴行はしていない」なんて言われても、
その後に自ら起こしたトラブルの数々を見せられた側としては、
そんなこと信用できるはずがないと思いますね。
特に警官に取り押さえられた事件の映像なんか見ちゃえばね…
あの時はむしろ悲しくなりましたよ…
「まるで中世の魔女狩り裁判のような判決。私は冤罪だ」
ああ…ダメだこりゃ…
執行猶予中に何かまたトラブルを起こしそうな予感しかない…