空と無と仮と

「島耕作」と辺野古について

漫画・島耕作「辺野古日当」問題受け校閲強化 講談社が対策発表


 【東京】漫画「社外取締役 島耕作」に、名護市辺野古の新基地建設で抗議参加者が日当をもらっているなど根拠のない話が描かれた問題で、掲載漫画誌モーニングの発行元講談社は7日、公式ホームページで「本誌校了前の段階で機微な表現については校閲・法務部門と共有し相談する体制を整えた」と発表した。

 同日、講談社で「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」の川名真理さんらが三浦敏宏編集長らと非公開で面談した。

 面談後、川名さんが取材に応じた。川名さんらは同社ホームページに掲載された「お詫(わ)び」について、「当事者への謝罪になっていない」と指摘した。「お詫び」では「読者の皆さま」と記載している。

 川名さんによると、三浦編集長は、県内外で新基地建設に反対している人やそれを支持する人、沖縄県民も包括して「読者」と表現したと説明したという。川名さんは「『抗議する側』と名指しされた当事者とそれ以外の人では傷つき方も違う」と指摘し、背景に抗議者への偏見や無理解があることを伝えた。

 三浦編集長は面談で、社内の勉強会で沖縄の問題を取り上げることを検討していると伝えたという。川名さんは「どのように認識が変わったのか示してほしい」と話した。(嘉数陽)


琉球新報デジタル 
公開日時 2024年11月09日 05:00 更新日時 2024年11月09日 08:55


まず最初に漫画の「島耕作」については、
一ページも読んだことがありません。

嫌いとか好きとかということではなく、
たんに興味がないジャンルでありますゆえに、
作品自体の批評に関しては一切いたしません。

さて、抗議参加者への「日当」についてですが、
あくまでも自分の経験談という条件付きではございますが、
そういった「噂」は聞いたことがございますよ。

ただし噂は噂であって、
その領域を出ることは決してございません。

そうでありますゆえに、
問題となった描写は「噂の領域」を出ないように、
上手く工夫しておけばこんなことにはならなかったでしょうね。

しかし、
わざわざ講談社まで抗議するという行動自体に関しては、
自分は常軌を逸したものであると確信しております。

そもそも漫画やドラマや映画といった「物語」というのは、
「限りなく事実に近いフィクション」であると、
あるいは事実を元にした「創作物」であると、
自分は思っております。

「フィクション」「創作物」というのは、
決して「事実」や「真実」ではございません。
「ノンフィクション」のジャンルであろう「ドキュメンタリー」も、
事実の「一部だけ」を切り取った「創作物」だと思っております。

極論すれば「嘘の塊」なんですよね。

そのようなものを娯楽としてエンターテイメントとして、
時に笑い時に泣いて怒って感動して「楽しむもの」であるものが、
漫画でありアニメであり小説でありドラマであり映画であります。

そういったものが「創作物」の醍醐味なのに(当たり前ですが)、
自らの認識に反する事実誤認を訂正させようと、
作品の内容自体を変更させるような行為というのは、
過剰反応ではないかと思うのです。

自分からすれば、
「ゾンビなんかいないのに死体が歩くのはおかしい」と、
「ウォーキングデッド」の製作陣や故ジョージAロメロ監督に、
製作中止を求める行為と同じであり(あ、自分はロメロファンです)、
「ゴジラは地球上に存在しない生物だ!」と、
これまた東宝に抗議するのと同じ行為だと確信しております。

あるいは「ラストエンペラーは中国人なのに英語をしゃべっている」って、
上映禁止を訴えてると同じなんですよね。

そんなことしたら皆様はどう思われるでしょうか?

もしそんなことが現実に起こったとしたら、
創作物そのものが否定されてしまい、
創作物そのものが排除され、
特定の創作物だけしか許されないといった、
それはもう独裁政治・恐怖政治への道へ進んでいるとしか、
思えないんですよね。
これ幸いにも日本はまだそうではないみたいですがね。

「抗議者への偏見や無理解」といいますが、
「噂が絶えない」というのも事実なのではないでしょうか…


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