名護市長に渡具知氏が再選 辺野古反対の岸本氏に5085票差 玉城知事に痛手
【名護市長選取材班】任期満了に伴う名護市長選挙は23日、投開票され、無所属現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が1万9524票を獲得し、同市辺野古の新基地建設に反対する前市議で、無所属新人の岸本洋平氏(49)=立民、共産、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし、れいわ新選組推薦=に5085票差をつけ再選した。学校給食費・保育料・子ども医療費無償化など1期4年の市政運営が評価され、市民生活の向上などの訴えが浸透した。渡具知氏は新基地建設の是非を明言していないが、辺野古問題を争点に位置付けた岸本氏の敗北は、今秋の知事選にも影響を与えそうだ。投票率は前回を8・60ポイント下回る68・32%だった。
沖縄タイムスプラス 2022年1月23日 23:46
オール沖縄が負けましたね。
当ブログでは僅差拮抗でどちらかが勝つということを、
再三申し上げていましたが意外や意外、
5000票も差がつくほど得票していました。
予想が全く外れてしまいました…
多分1000から多くても3000ぐらいの間だと、
投票前は予想していたのですけどねぇ…
しかしながら、
なぜ今回は「大差」と表現できるほど、
「基地容認派」が勝ったのでしょうか?
たしか「県民の総意」は「基地反対」だったはず。
2019年の県民投票も「基地反対」という結果が出ており、
沖縄タイムスや琉球新報をはじめとしたマスメディアも、
争点は「辺野古」だと大々的に喧伝し、
オール沖縄勢側も「辺野古反対」を前面に押し出してきたのに、
予想に反する大差でオール沖縄勢が負けているという事実。
このような結果から考えるに、
名護市民にとって「辺野古」というのは、
「関心が薄い」ということになるのではないのでしょうか。
「関心が薄い」というのは、
決して「どうでもいい」ということではなく、
あくまで「優先順位が低い」ということになると思います。
つまり、オール沖縄が負けた原因の一つとして、
「優先順位が低い」項目をひときわ「最優先」してしまったことが、
結果的に裏目に出たのではないでしょうか。
「ほかにやることがあるんじゃないのか?」といった、
有権者が発する声なき声を無視したことだと思いますよ。
勿論、他にも原因があるとは思いますけどね。
それと個人的に気になったのが以下の画像です。
自分もYoutubeのライブ配信で見ていましたけど、
非常に興味深い結果ですね。
この画像を見た後に思ったのが、
「これは新聞の購読率とシンクロしてんじゃないのか?」
ってことです。
これは世代がどうのこうのという問題ではなく、
沖縄タイムスや琉球新報をはじめとする新聞を読む人の割合と、
同じような結果になっているのではないかという推測です。
つまり、新聞を読む人がオール沖縄勢に投票し、
新聞を読まない人がその反対の行動をとったのではないか?
というようなことになるのではないかと思いました。
偏向報道といった問題が蔓延るような、
新聞という「呪縛」から解放された人たちが、
オール沖縄を拒否したということにもなるんじゃないかな…
皆さんはどう思いますか?