近所にラーメン屋があります。
それは新規開店でも昔ながらでもかまいません。
そのラーメン屋は評判の店で、
ここ近年はテレビや新聞や雑誌といったマスメディアで、
「おいしいラーメンの店」として取り上げられ、
特に地元の新聞やタウン誌あたりでは「大絶賛」されています。
そういうことでありますから、
そのラーメンを食べたくなりまして、
実際にラーメン屋さんへと足を運びました。
メディアが報じる通りに「評判の店」らしく、
店内はぼ満席状態でした。
それでも席を確保できたので、
どれくらい美味いのか自分なりに確かめてみました。
するとどうでしょう…
美味くはないのです。
いや、ハッキリいって不味いのです。
「あれ、おかしいな?」
「みんな美味いといってるのに?」
「お客さんだってちゃんといるのにどうしてなんだろ?」
そう思いながらお店を出ました。
感想としては美味くなかったので、
当然ながらそれ以降は食べにいかなくなりました。
ただ、近所にあるものですから、
時々店内の様子を見ることができます。
自分は不味いラーメンだと思っていたのに、
それでもお客さんはそれなりにいて、
マスメディアもこぞって「評判の店」だと報じています。
ま、実際にお客さんはいるのですから、
それはそれで間違っていませんし、
「もしかしたら自分の味覚がおかしいかも…」
なんてことも思ってしまうかもしれません。
ただ、繰り返しになりますが、
そのラーメン屋は近所にありますから、
店内の様子を何度となく見ることができます。
そしてふと、
あることに気づきました。
お客さんはいっぱい入っているのですけど、
いつも「同じメンバー」なのです。
さらには普通だったら当たり前のようにいるはずの、
「地元の人」があまりいないのです。
「同じメンバー」というのは即ち常連さんですから、
いついてもおかしくはありません。
でもでも、
いつも「同じメンバー」しかいないのです。
しかも「全く同じ顔ぶれの常連客」が、
「美味い」と「大声を出して」食べているのです。
場所をわきまえず「大声」をだしているのですから、
聞きたくなくても聞こえてきますし、
それを何度も聞かされると、
「美味い」と思っている人がいっぱいいる…
というような錯覚が浮かんでくるかもしれません。
また、地元の人ではないということも、
その人たちが喋る言葉・方言でわかります。
勿論、「美味いラーメン屋」と喧伝されていますから、
遠くからわざわざ食べに来る人がいるかもしれません。
ただ、なんの苦労もなく食べにいけるはずの、
近所の人や地元の人を見かけないのです。
「マスメディアでは評判の店」
「同じメンバーしかいない」
「地元の人があまり来ない」
「自分は不味いと思った」
以上のような事実を羅列してみると、
ふと、ちょっとした疑問がわいてきました。
それは「本当にラーメンは美味いのか?」ということです。
そんな疑問を解消しようと、
近所の人にその評判を聞いてみました。
「常連客」に「地元の人」がいないのですから、
当然ながら、あまりいい評判は聞きません。
それでもマスメディアでは「美味いラーメンだ!」と、
繰り返し繰り返し報じていますし、
「全く同じ顔ぶれ」の「常連客」が、
「美味い美味い!」と、
店先でもどこでも大声で連呼しています。
このようなラーメン屋というのは、
本当に美味いのでしょうか?
近所や地元の人たちが食べにいかない…
本当に美味かったら当然のように食べにいきますよね。
また、「全く同じ顔ぶれ」の「常連客」というのは、
「常連客」即ち「繁盛している」ということが可能なのですが、
それが「全く同じ顔ぶれ」だった場合、
顧客に関する全体の割合からすれば、
どちらかというと「少数派」にはなりませんか?
繰り返しになりますが、
このようなラーメン屋のラーメンというのは、
本当に美味いのでしょうか?
「県民の総意」であるはずの「基地反対」。
それを標榜する「オール沖縄」勢が、
なぜか首長選では圧倒的勝利を得られないどころか、
あろうことか負けてしまっているという現実。
その「ラーメンは美味いのか?」という疑問とともに、
「県民の総意は本当なのか?」という疑問を提起しますが、
皆さんはどう思われるでしょうか…
あ、ちなみに自分は「基地反対」「基地容認」について、
どちらでもかまわないと思っています。
これはその地域の有権者が決めるものですからね…