空と無と仮と

絶滅のジュゴンと警備員の死亡事故と…

新基地建設が進む大浦湾にジュゴンのはみ跡か 海藻を食べた痕跡を市民が発見 工事中断を訴え「きちんと調査を」

 ヘリ基地反対協議会の海上行動チームは31日、新基地建設が進む沖縄県名護市の大浦湾側の埋め立て予定海域周辺で、絶滅が危惧される国の天然記念物ジュゴンが海藻を食べた「はみ跡」の可能性がある痕跡を発見したと発表した。専門家による調査が必要として、県による実地調査と調査が行われる間の工事中断を求めた。(以下有料記事なので省略) 

沖縄タイムスプラス 2024年8月1日 9:16

 
なんか、忘れた頃にひょっこり出てくるジュゴン記事…
琉球新報も同じく有料記事にて掲載していますね。

要は「ジュゴンがいる可能性があるから調査しろ!」
そのために「新基地建設をやめろ!」と主張しているのです。
ま、どちらにバイアスがかかっているかは、
皆様がこの記事を読んで頂いて判断してくださいな。

自分はジュゴンがいるかどうかについて、
このような記事はあまり信用しておりません。

まず最初に辺野古基地の建設によって、
ジュゴンが絶滅しそうなのでは、
決して、決してないことが言えるからです。

つまり、彼等が言う「新基地建設」のせいではなく、
建設しようがなかろうが絶滅は既定路線である、
ということが明白だということです。

そして今回のように「はみ跡」が「発見」されても、
ジュゴン自体が「目撃」されたこと事例が、
2008年以降、全くない事実をふまえると、
それは本当に「はみ跡」なのかと、
疑心暗鬼になってしまう自分もいるのです。

結局は肝心のジュゴンをほったらかしにして
絶滅する様を「政治的プロパガンダ」に利用しているような、
そんな気がしてならないのです。

あ、ちなみにジュゴンの「死骸」は発見されましたね。
大浦湾とは真逆の場所で…

なぜ疑心暗鬼になってしまうかというと、
まずこの「はみ跡」を掲載画像で見る限り、
サンゴ礁を「誰かが削ったような跡」とも見えるからです。

「沖縄のサンゴ礁を削った」っていうと、
確か似たようなに事例がありましたよね…
あれは石垣島だったような…
「KY」って誰でしたっけ?

今回の「はみ跡」は違いますよね?
そう信じていいのですね?

疑心暗鬼になるもう一つの理由は、
ジュゴンの身体的特徴やその生態を考えると、
「ジュゴンそのもの」の目撃例がないのは、
おかしいのではないか?ということです。

皆さんはジュゴンを見たことがりますか?
あるいは近似種のマナティとかでもいいです。

自分はたしか、鹿児島水族館でジュゴンを見たことがあります。
マナティも、多分鳥羽水族館あたりで見たような…
自分は動物園よりも水族館が好きなので、
旅行先に水族館があると立ち寄ったものですが、
記憶がごちゃまぜになってしまってしまいました。

ま、それはともかく実際に見たことがなくても、
テレビやインターネット上で見たことがあると思います。

ジュゴンの動きって、ゆっくりのっそりしていますね。
少なくとも俊敏なイルカやシャチとは真逆の存在です。
体長も成体は数メートルと人間よりはるかに巨体です。

そして深海や沖合ではなく「浅瀬」のエサを探し回って、
その巨体をゆっくりゆっくり回遊しているのが、
ジュゴンの一生ということになります。

数メートルの巨体でスローリーな動きで、
遠い沖合ではなく「浅瀬」のエサを探し回っているということは、
たとえエサを食べる時間が夜であっても、
そこにいたるまでの行動は人目に付きやすそうなのに、
ジュゴン自体の目撃例がないのが、
自分には不思議でならないのです。

ま、ジュゴンには申し訳ないし残念なのですが、
この身体的特徴や生態があだとなり、
絶滅のする最大の理由になってしまいましたがね…

もちろん、個体数が少ないのだから、
相対的に目撃例も限定されるということが言えます。

しかし先程も指摘した通りスローな動作と巨体です。

それが本当に「はみ跡」でしたのなら、
その近辺でジュゴンを目撃してもおかしくないのであり、
大村湾を含む辺野古近辺では、
様々な市民団体や建設現場の作業員、
さらには沿岸地域に住む住民や沿岸地域を歩く観光客、
そして今回の海上行動チームというような、
必要以上に「人の目が多い場所」で、
ジュゴン自体の目撃例がないというのが、
自分にとっては不思議でしかたないのです。
昭和と違って令和では、
みんながみんなカメラ付きのスマホ持ってますしね…

それでも「はみ跡」があるというのは、
本当にそれが「はみ跡」なのかということになり、
「はみ跡」と信じていいのか?
また政治的プロパガンダに利用しているのか?
という疑心暗鬼のループが頭から離れません。

もし、単なる政治的プロパガンダで、
絶滅するジュゴンを利用しているのであれば、
即刻やめていただきたいです。
本当にジュゴンを絶滅から救いたいのであれば、
絶滅が辺野古の「新基地建設」とは関係ないことを、
理解していただきたいです。

しかし、ジュゴンをプロパガンダに利用するのは、
まだましなほうかもしれません。

それよりも非常に忸怩たる思いがするのは、
警備員の死亡事故です。

この件に関し自分も何か訴えたい気持ちがございますが、
死亡事故の詳細についてここでは述べません。

ただ、その後の報道や様々なものを垣間見るに、
何というか…責任転嫁や自分の主張に合致させるような、
そんな「プロパガンダ」に利用している主張が散見されます。
具体的例を挙げるつもりはございませんが、
少なくとも自分はそう感じました。

そのような行為は正直言って非常に不快だし、
自分もこの死亡事故を取り上げることによって、
「同じ穴のムジナ」になりそうな気がしました。
それが忸怩たる思いです。

自分も交通事故で友人や叔父を奪われた経験がございます。

それゆえ、
ここでは亡くなった警備員のご冥福を祈るばかりです。


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