今日はバラのお話はお休みです。
そして画像もありません。
今日、飼っている熱帯魚のグッピーが1尾、死にました。
3月1日にペットショップで購入して、4ヶ月余り経ったところでした。
グッピーはメダカの仲間ですが、品種改良されて、ヒレが大きく美しい熱帯魚です。
今までにも、ヒレの病気にかかったグッピーがいましたが、
治療薬を買ってきて、病気の魚だけを別水槽に移し、薬浴させると、
一週間ほどでまた元気になって、元の水槽に戻せていました。
今回も、黄色い尾びれの“キイオくん”と呼んでいる
オスのグッピーの元気がなくなったので、別水槽で薬浴をさせていました。
でも、よく見ると、ヒレの病気で具合が悪いのではなく、
胸(ムナビレ)のあたりが妙に膨らんでいて、別の病気にかかっているようでした。
1週間、薬浴させても効果はなく、さらに薬を新しくして薬浴を続けていましたが、
餌も食べなくなり、だんだん横向きに泳ぐようになり、動かなくなっていきました。
昨日の状態を見ると、死は時間の問題といった様子になり、
子どもたちにも、そう話しました。
子どもたちはショックだったようでした。
特に下の子のsakiはグッピーの飼育委員長を買って出て張り切っていただけに、
“キイオくん”に死が迫っていることを知って、涙を流していました。
そして、「神さまに手紙を書く」と言って、
真剣な様子で手紙を書いて、グッピーの水槽のそばに置きました。
今日、sakiが学校から帰ると、
ついに、“キイオくん”は腹を上にして動かなくなっていました。
小さな熱帯魚の小さな命でしたが、
近親者の死を体験したことのないsakiにとっては、初めての身近な死でした。
“キイオくん”が死ぬ前の日に、sakiが書いた手紙を見せてもらいました。
そこには、こう書かかれていました。
かみさまへ
グッピーのキイオくんが、おなかのびょう気で、しにそうになっています。
どうかキイオくんが、ねむっているうちに天国にいけますように。
やさしくしてやってください。
天国に行っても、しあわせにできるようにしてください。
3月1日からたのしくすごせたことを、とてもかんしゃしています。
前のように天国で、およげるようにしてください。
これがわたしのねがいです。
sakiより
この手紙を読んで、私もsakiと同じ気持ちになり、涙がでました。
子どもたちが分担し、一日二回の餌やりを欠かさずやってきたこと。
週に一度の水槽の掃除と水替えを、家族の皆で協力してやってきたこと。
グッピーの世話に飽きてきて、あまり熱心に観察しなくなったころ、
ヒレの病気になったグッピーがでて、慌てて薬を買いに行ったこと。
そして、「小さな命に対する責任」について子どもたちと話し合い、反省したこと。
きれいなヒレをヒラヒラさせて元気に泳いでいた“キイオくん”の姿。
餌やりのために水槽に近づいただけで、
喜んで近くに寄ってきて活発に泳ぎ回る可愛いグッピーたち…。
飼育を始めてわずか4ヶ月のあいだに、グッピーたちとのあいだに
たくさんの思い出ができていたことに改めて気づきました。
残ったグッピーは、今日も元気に泳ぎまわっていますが、
グッピーの平均寿命は1~2年だそうです。
また何ヶ月かしたら、死んでしまうグッピーがでるかもしれません。
小さな小さな命のグッピーだけれど、
子どもたちがちゃんと「死」と向き合っていけるよう、
その都度、話し合っていきたいと思います。
そして、「生」についても考えていけたらいいな、と思っています。
わが家のグッピーの写真は、過去記事のこちらです。
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