わが家では熱帯魚を飼っています。
最初はポピュラーなグッピーを飼い始め、
水槽の苔掃除をしてくれるヤマトヌマエビを追加したり
ネオンテトラを同居させたりしていましたが、
小型の熱帯魚って寿命が短いんですね。
1年半から2年も経つと、次々にお亡くなりになってしまいました。
そんなとき、熱帯魚ショップで珍しい魚を発見しました。
<ハートテイル・パロットファイヤー>という名のオレンジ色の魚です。
丸い頭とニコっと笑ったようなおちょぼ口が特徴で、
尾びれがない代わりに背びれが発達しています。
この魚は、シクリッドという熱帯魚の仲間ですが
人為的に作られた交雑種なのだそうです。
だから、卵を産んでも孵化せず、繁殖することはできないそうです。
ね?
なかなか綺麗な熱帯魚でしょう。
この愛嬌のある顔の魚に、“にこちゃん”という名前をつけ、
今年の7月から飼っているのですが、
この“にこちゃん”、9月に突然、卵を産んだんです!
にこちゃんが隠れ場所(?)として使っている素焼きの植木鉢のなかに
一日がかりでびっしりと産みつけたんです。
それまで、にこちゃんがオスなのかメスなのか解らずに飼っていましたが、
卵を産んで初めて
「にこちゃんって、女の子だったのね!」
と知った次第です。^^;
でも、産みつけた卵は、
やはり孵化することはありませんでした。
そして、
10月と11月にも
にこちゃんは卵を産みました。
9月から月に1回のペースで産卵していることになります。
↑
植木鉢に産卵して、卵を守っているにこちゃんです。
(産卵の前後は、体やヒレのあちこちが黒くなります)
卵を守っている間は、植木鉢から離れようとせず、
餌もあまり食べに出てきません。
ひたすら、ヒレで卵に新鮮な水を送り届けようと、懸命に世話をし続けます。
いくら卵の世話をしても、孵るはずのない卵です。
見ていると切なくなってきます。
卵は孵らないまま、
数日すると白いカビが生えてきてしまいます。
そうなると、にこちゃんは諦めて、
植木鉢から出てきて水槽の中を泳ぐようになります。
体やヒレの黒い色は消え、もとの綺麗なオレンジ色に戻ります。
横幅60センチの水槽に、
たった一人暮らしのにこちゃんです。
お婿さんをもらってあげたいけど、
<ハートテイル・パロットファイヤー>はオス・メスの区別をつけて売られていないし、
お婿さんが来たとしても、繁殖はできない宿命の魚なんですよね。
切ない身の上の
にこちゃんです。
がんばろう 日本!
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