6失点敗北の次の0失点白星

得点力が高くない、都倉賢を除外すればゴールを決める力が優れた選手がいない北海道コンサドーレ札幌。
そのことを勘案すると、アルビレックス新潟が2017明治安田生命J1リーグ第12節を零封した事象は、鼻高々に自慢できるものではありません。
ですが、失礼ながらゴールを奪う力が相対的に劣る北海道札幌に失点しようものなら、もし複数失点を喫しようものなら、新潟が残留争いを続けていく上で癒しがたい傷になるところ。
無得点に抑えた、この事実は、多少でも新潟の守備選手たちの自信となり、戦闘意欲をそそる源になるでしょう。

前半の早坂が放ったループシュートを食い止めた大谷幸輝のあれは、大きかった。
前半の、それも早いうちに先制されていたら、“またか”“監督替わっても”と気落ち空気がデンカビッグスワンスタジアムに漂っていたのでは。
さすれば逆転に至らず、負けていたのではあるまいか。
自分のサッカー歴の大半を占める浦和相手に大量失点した落ち込みから、よくぞ再起してくれました。

大谷は、宮澤のミドルを止めたり、堅実堅固。

富澤清太郎とソン ジュフンも間合いをよく詰めて、身体を遠慮なく寄せて、札幌攻撃陣を遮っていたと評価します。

他方、連携でボールを奪う点に関しては、三浦文丈監督指揮下からそう改善していない感じ。
これは時間が解決してくれると思いたい。

もっともっと防御力を少しでも高めて、防衛の術を少しでも磨いて、ベガルタ仙台をシャットアウトして勝点3を持ち帰りたいものです。