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「仮面病棟」星三つ

2020年06月24日 00時00分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
料金の価値は、あり。

犯罪ミステリーの定番の惹句に「あなたは騙される」「あなたは欺かれるか?見抜けるか?」といったものがあります。
映画ではこの10年、この手の宣伝文句が常態化していますよね。
思うんですが、こういう映画鑑賞者を挑発する煽り文句を提示されることで、けっこう容易に、犯人ないし黒幕の見当がつきやすくなっちゃうんですよね。
『この人が犯人ですよ!』と明らかに誘導するような描かれ方をされる人物は〝シロ〟で。
そういう人物以外で〝怪しくない感じ〟の人間が犯人なんですよね、これ、あるある。

「あなたは騙される」と事前に挑発されなければ、たぶん高確率で騙されます(笑)

「仮面病棟」の煽り文句は『 あなたを欺く、衝撃の結末!』
おかげで、いかにも怪しくない人物が黒幕なんだろうと察しがつき、その人物に対する不自然な扱いから途中で確信を持てました。
とはいえ、退屈ではなく、病院が抱える秘密は何なのか、どういう決着にもっていくのか、その謎解きには引き込まれました。

それと、この作品は結構低予算!
登場時間の長い主要人物は6名。
短い人を足しても15人足らず。
ほとんど病院内で話が進んでいく密室劇で、うまくまとめています。

演出したのは木村ひさし監督。
「TRICK」シリーズ、「99.9 -刑事専門弁護士-」などの演出家で、。
ここ最近の作品「任侠学園」「屍人荘の殺人」「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」は、笑わそうという場面で上滑りすることが多く、それが評判的にも商業的にも失敗に終わった一因だと小生は見ています。
が、「仮面病棟」は終始笑いの要素を外して、正統派のミステリーに仕上げています。
COVID-19のせいで興行が残念なことになりましたが、映画館閉鎖までは集客は良かったし、評価は悪くなかったです。
緊急事態宣言なんぞ出さなかったら!!
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