児野楓香が新潟のユニフォームを着る

高校年代のサッカーに強い関心を持っている人ならば、男女通じて有望株の調査は欠かせません。
そういう人たちには「児野楓香」はよく知られた名前。

アルビレックス新潟レディースのゲームを熱心に応援している人たちにも、「児野楓香」は強く認識されている人物。
新潟の天敵として。

児野楓香が2020アルビレックス新潟レディースの一員となりました。
高校と大学時代の実績からいって、間違いなく多数のクラブから入団打診が舞い込んでいたに違いありません。
拙は、INAC神戸レオネッサ、浦和レッドダイヤモンズレディース、日テレ・東京ヴェルディベレーザのいずこかに入るんだろうと予測。
新潟を選択することは無いと見做していました。
従って、彼女が新潟を選んだことに、公式発表当日は狼狽したほど。

平成30年に弊ウェブログで指摘もしましたが、日体大FIELDS横浜所属の児野楓香は、新潟をお得意様にしていました。
2018プレナスなでしこリーグ1部第6節では、先制点を許して、結果は引き分け。
同第13節では、後半追加時間にゴールを決められてしまい、土壇場で勝利を逸します。
勝ちはしましたが、2018プレナスなでしこリーグカップグループステージ第4節では、1点差に迫られる得点を奪われました。
皇后杯JFA第40回全日本女子サッカー選手権大会3回戦で、新潟は横浜と対戦することになったのですが、児野がベンチ外だと判明した際に、新潟応援者から安堵の声が上がったものです。
新潟サポーターは、楓香の実力の程をよく理解しており、新潟入団は大歓迎の人事です。

新潟には「藤枝順心高校」閥がありましたが、左山桃子と阪口萌乃が退団し、佐伯彩は引退。
入れ替わるように児野が加入したことで、藤枝卒業者が今季もアルビレックスでプレーします。

心配の種は、故障しがちな点。
「たられば」ですが、もし欠場する試合数が少なかったら、日体大FIELDS横浜はプレナスなでしこリーグ2部に降格することはなかったかもしれません。
それを克服できれば、新潟が優勝争いに終始加わり、果たされる可能性が高まります。