舞行龍ジェームズ節目を飾るには これ以上ない零封

アルビレックス新潟が川崎フロンターレに勝つとしたら、そのスコアは「2対1」ないし「3対2」だと予想。
レアンドロ ダミアンや小林悠が戦線離脱、チャナティップは本調子から程遠く、攻撃陣が万全ではない川崎。
とはいえ、家長昭博がいて、マルシーニョがいて、宮代大聖もいて、超攻撃的SBの山根視来もいるし、脇坂泰斗のようなMFもいる川崎。
攻撃力はリーグで超トップクラス。
要所要所で失点を食い止めているとはいえ、3節を終えて5失点の新潟が、川崎を無得点で封じるのは難儀だと考えたのです。

そうなると、新潟は3ゴール、もしくは2ゴールを奪取しないと勝点3は得られないだろうと。

でも結果は果たして、みなさんご存知の通り。
舞行龍ジェームズは、セットプレー得点を狙っていたそうで、それは実現しなかったけれどもDFとしては充実のシャットアウトゲーム達成。
それも、あの川崎相手に。

セレッソ大阪、サンフレッチェ広島FC、そして北海道コンサドーレ札幌には、新潟陣地深くまで侵入される時間がとても長く、必然的に新潟ペナルティボックスにC大阪・広島・札幌の選手が位置する人数も回数も多く。
かくして、被シュート数もたくさんカウントする羽目になり。

これら3ゲームの課題の修正を図り、新潟は川崎がボックス内侵入をなるべく減らそうとしていました。
端的に書けば、最終ラインを高くする、新潟ゴールから遠ざける。
ノーペナルティを念頭に、ボックス内に入ってくれば厳しく詰めてシュートを打たせない。

それでも技量の高い川崎には、心胆を寒くさせる危ない場面を5回ほど作られたけども、小島亨介が2回ビッグセーブするなどして見事に完封成功。
フロンターレを無得点に抑え込んだからといって、この先もシャットアウトが連続して達成できるほど甘くはない世界ですが、大きな成功体験にはなりました。