野澤洋輔の首に鈴は付けられない

2019年11月30日の土曜日11時00分から、アルビレックス新潟レディースは広島広域公園第一球技場で、ちふれASエルフェン埼玉とゲームを行います。
これは、皇后杯JFA第41回全日本女子サッカー選手権大会の3回戦です。
この試合を、主催する日本サッカー協会が、協会公式YouTubeチャンネルを介して生中継します。
本来であれば、広島市に皆さん馳せ参じてもらいたいところです。
それが難しいのであれば、是非、ネット生中継を御覧ください。
アルビレックス新潟レディースが準々決勝に勝ち進むことを祈ってください。


野澤洋輔が2019アルビレックス新潟の一員となることが明らかになったとき、みなさんは『新潟でいよいよ引退する花道作りに入ったのだな』と察したはずです。
新潟に有形無形の財産を遺してくれた功労者に報いるべく、神田強化部長と是永社長は野澤を引っ張ってきたんだと。

当たり前のことながら、純戦力としても計算して彼を再加入させたと思いますが、『現役最後をアルビレックス新潟で』という意思が醸し出された1年前の再入団発表でした。
而して一年後、ゴール守る俺たちのヒーローは、新潟で選手生活を終えることを選ばず、来季もプレーする道を模索することに相成りました。
容易に想像できることですが、クラブ側は野澤に引退して、チームスタッフとして新潟で再出発することを打診したのではないでしょうか。
が、それを断った。

可能性の話ですが、彼と契約を締結するクラブは現れず、結果的に引退してしまうかもしれません。
それでも、野澤はまだユニフォームを脱ぎたくなかった。
他人様の人生の選択に口を挟むべきじゃありませんが、小生は、新潟で引退してもらいたかったので、すっきりしないものはあります。
でも野澤洋輔の意思を尊重します。
どうか彼を戦力と見込んで加入させるチームがあらんことを。