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映画「悪人伝」星五つ

2020年07月22日 18時00分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
もう最高!ぜひ観て!!

韓国語原題は、日本公開題名と同じ「悪人伝」。
英語題名は「ギャング、警察、悪魔」。
見終わると、英語タイトルが一番胸に落ちます。
サイコパスの無差別連続殺人犯が『悪魔』で、その悪魔に殺されそうになり復讐しようと躍起になるのが『ギャング』のボス。
そのボスと、妙なことから共闘することになったのが『警察』のはみ出し刑事。
主要人物は、この3人。

映画冒頭は、ギャングのボスの腕っ節の強さと、はみ出し刑事の〝はみ出し〟ぶりが描かれる登場人物紹介。
ここまではエンジンも温まっていない感じでしたが、字幕では『ヤクザ』『暴力団』と紹介される組織のボスが、無差別連続殺人鬼に襲撃されたところから、エンジン全開。
このボス、ガタイが大きくて、腕は太くて、文字通り腕力でモノを言わせてきた男なんだけど、それだけにサイコパス殺人鬼が大苦戦。
でも病院送りにするわけですが、ここから話は二転三転。
あれよあれよと展開していき、警察組織で冷遇気味のはみ出し刑事と、やくざのボスが手を組む段になったあたりで、筆者は笑ってしまいました。
警察組織の力を使えないので、暴力団の大勢いる構成員を警官のように大量動員して、ローラー作戦までしちゃうんですから。
よくよく考えてみれば荒唐無稽な話の流れなのに、そう思わせないテンポのある演出と芝居のおかげでしょう。

ところが、暴力団と刑事が手を組んではいるものの、最終目的は違うんです。
ボスは、自分を殺そうとした悪魔をに落とし前をつけさせたい、つまり殺害したい。
刑事は、はみ出し者ではあるけど、警官なので法の下で裁きたい、つまり死刑にしたい。
鑑賞している身としては、殺人犯の〝最終処分〟が物語中盤からとても気になるわけで。
それが、その〝最終処分〟の仕方が、実に粋!!
実にうまく考えられたシナリオで、ボスの願いも、刑事の願いも両立させちゃうんです!
どっちかの願いをかなえれば、一方のそれはかなえられなくなりそうなのに、解決法があったんです!!!
思わず『上手い落としどころだ』と映画館座席で、呟き呻りました。
そして心の中で、脚本家に拍手拍手。

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