日本代表から外れたことが移籍理由の一つか 阪口萌乃

みなさん御存知のとおり、阪口萌乃がアルビレックス新潟レディースから去りました。

もしも阪口萌乃が新潟を退団するなら、1年後だと見込んでいました。
これは何も彼女に限定した話ではなく、夏季オリンピックが催されたシーズン後に、なでしこリーガーの移籍が活発化するという傾向を踏まえた分析です。
これは願望と思い込みですが、萌乃は引退するまで新潟の選手であり続けるとばかり。
五倫開幕前の上、終身アルビレックスだと勝手に思いを託していた選手が、この時期にそういう人生の選択をしたことに、強い動揺を覚えました。

アルビレックスから離れる決断に至った理由を妄想すれば、なでしこジャパンから完全に外されたことがあるのではないかと。
2019年2月～3月のA代表招集を最後に、彼女は日本代表に呼ばれなくなりました。
「なでしこチャレンジ」という名のB代表に選ばれても、その先のフル代表には。

みなさん認識していたでしょうか、なでしこクラブの監督の主流は「ベレーザ・ヴェルディ」系統だということに。
2019季の各クラブ監督でー
浦和レッドダイヤモンズレディースの森栄次監督は、読売クラブ出身で、引退後は東京Vの指導者並びにベレーザ指揮官。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの藤井奈々監督は、ベレーザ元選手。
日体大FIELDS横浜の楠瀬直木監督は、読売クラブ出身で、ヴェルディユース元監督。
ノジマステラ神奈川相模原の野田朱美監督は、ベレーザの伝説的選手であり、元ベレーザ監督。
AC長野パルセイロレディースの本田美登里監督は、ベレーザ創業時の名選手。
INAC神戸レオネッサの鈴木俊監督は、ヴェルディ元選手で、メニーナ監督とベレーザコーチを歴任。

そして高倉麻子日本女子代表監督も元ベレーザ選手。

EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会とFIFA女子ワールドカップ フランス2019の日本代表メンバーの顔ぶれを見れば、ベレーザの選手と、ベレーザ・ヴェルディ系統の監督の指導を受けている選手たちで、圧倒的な占有を誇っているのが判ります。
高倉監督は否定するかもしれませんが、ベレーザ哲学に沿った人材で日本女子代表が構成されているのが事実です。
そういう属性のない選手も選ばれていますが、少数派も少数派だし、なでしこジャパンの主力には食い込めていません。

となれば、そういう指揮官の下でプレーして、存在感を強く主張できれば、高倉監督の目に留まるかもしれない。
そう理論立てて考えて阪口萌乃が移籍を決めたとしたならば、この時期の新潟退団は理解できます。

繰り返しますが、これは妄想です。