もう「辻尾軍団」を卒業していい頃

10月14日(月)、体育の日の午前11時00分から、聖籠町アルビレッジにてアルビレックス新潟ユースは、FC岐阜U-18と公式戦を実施。
これは「2013Jユースカップ Jリーグユース選手権大会」の予選リーグで、アルビレックス新潟ユースにとっては第2戦。

FC岐阜U-18は、高円宮杯U-18岐阜県リーグ1部に属し、戦績は中位。
既に彼らは予選リーグ第1戦を消化していて、FC町田ゼルビアユースに2対3て敗戦。

お忘れになった方もいるでしょうが、Jユースカップ予選リーグでFC岐阜U-18と相まみえるのは、3シーズン連続。
2シーズン前は2対0、1シーズン前は3対0、新潟がいずれも勝利。
果たして3連勝なるか？いや、3連勝しないと！
観戦無料。


アルビレックス新潟ユースがFC岐阜U-18と対決する前日、アルビレックス新潟トップチームは大分トリニータと東北電力ビッグスワンスタジアムにおいて、全日本サッカー選手権大会の3回戦。
御承知のように、大分はJ1からの陥落が決まったばかり。
彼らとしては、このままの結果では終われない、応援してくれている人たち、団体に申し訳ないという考えでいるでしょう。
優勝は難しいかもしれないが、全日本サッカー選手権を1試合でも多く行って、サポーターたちに“つぐないたい”と考えているはず。

一方のアルビレックス新潟トップチームの選手たちも、全日本サッカー選手権大会で頂点に立つため、当然、大分トリニータを倒す気満々でいます。
全日本サッカー選手権大会を勝つことで、J1リーグ戦にも弾みをつけたい、そう計算しているに違いなく。

では、アルビレックス新潟を応援している我々はどうでしょう？
ここ3大会の不甲斐ない結果から優勝は非現実的な話と思う人もいるでしょうが、そういう方でもアルビレックス新潟トップチームに一つでも多く勝ち進んでほしい、そう願っているはずです。
そう、みな、勝ちたいと強く考えています。

他方で、引っ掛かるのは、いや懸念していると書いた方が適切かな、大分トリニータ辻尾信二選手の私設応援団体「辻尾軍団」にかまけている方たちが、少なくともSNSに散見されること。
やれ辻尾ジャパン今季3回目の東北電力ビッグスワンスタジアム登場だとか、やれ5月の対戦時には辻尾本人が新潟に来なかったけども今度は来るのか？だとか。
ギスギスして、禁欲的に応援するのは避けたいことであり、だから辻尾軍団のことを話題にして盛り上がりたいとする感情は悪いことじゃないと思います。
が、そろそろ、辻尾軍団どうこうのに強く関心が向く状況、終わりにした方が適切です。
もう、物珍しさの時期は終わりました。

だいたい、大分トリニータに受けた大きな屈辱を、アルビレックス新潟は晴らさないとならない立場にあるわけでね。
大分トリニータ唯一のリーグ戦の白星は、対アルビレックス新潟戦で挙げたもの。
その上、全日本サッカー選手権大会でまた彼らの勝利相手になろうもなら。
新潟の人たちで構成されている辻尾軍団ですが、所詮は対戦相手の応援団体。
より大事なのは、遥かに重要なのは－。