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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

後半アディショナル・タイム3分で得点記録は後半アディショナル・タイム4分とはこれ如何に

2013年10月07日 11時00分00秒 | 明治安田Jリーグ 天皇杯
三浦知良選手が、今シーズンのJリーグ ディビジョン2第22節[横浜FC×栃木SC]で得点を決めました。
これは、46歳4ヶ月7日で記録したJリーグ最年長得点記録
みなさんも、新聞・テレビのスポーツニュース、スカパーの「Jリーグ・マッチデーハイライト」などを通じてご記憶と思います。

さて、この三浦選手の得点が決まった時間というのは、試合開始から16秒後のこと。
では、この試合の公式記録に、カズの得点時間は「何分」と記載されているでしょう?

「前半0分」?
答えは否。
正解は「前半1分」。
三浦知良選手のJリーグ最年長得点は、「2013Jリーグ ディビジョン2第22節の前半1分」に挙げたもの、そう記録されているのです


話題を変えて、2006シーズンのJリーグ ディビジョン1第20節[アルビレックス新潟×大分トリニータ]のことを。
この試合、当時アルビレックスの背番号9を付けていたファビーニョ選手が、試合開始27秒で得点を決めました。
では、この試合の公式記録に、ファビーニョの得点時間は「何分」と記載されているでしょう?

「前半1分」?
答えは否。
正解は「前半0分」。
ファビーニョ選手の得点は、「2006Jリーグ ディビジョン1第20節の前半0分」に挙げたもの、そう記録されているのです

カズの得点は「前半1分」で、ファビーニョのそれは「前半0分」。
変ですよね、妙ですよね。
訳が理解らんですよね。


日本サッカー協会は2010シーズンから、我が国で行われる試合記録の時間表記を改訂。
正しくは、FIFA 国際サッカー連盟の表記基準に準拠することにしたのです。
その変更点とは「秒数の切り捨て」から「秒数の切り上げ」

たとえば、前半27分28秒の得点が決まったとしましょう。
この場合、秒数の切り捨てでは「前半27分」に得点が決まった、そう記載されます。
が、切り上げでは「前半28分」となるのです。

得点記録ばかりじゃありません。
後半12分47秒に退場者が出た―
前半35分22秒に選手交代があった―
という場合も同様に、退場者の出た時間記録は後半13分、選手交代があったのは前半36分、ということに。

それでは、たとえば後半31分00秒に得点が入ったとします。
この場合の得点記録は?
そうです、秒数切り上げなので、得点記録時間は後半31分。

「法律」「条令」が新設・改正された際、過去に遡って、その条項は適用されません。
これを法の不遡及と言うのだけど、日本サッカー協会の試合記録時間の改定も同様。
だからファビーニョの件の得点記録は、現在も尚「0分」のままという次第。

勘違いが起こりやすいのは、アディショナルタイム=追加時間での得点に関するもの。

たとえば、前半の追加時間の分数表示は「1分」だった。
で、その追加時間にゴールが決まった。
で、帰宅して試合記録をインターネットで調べたら「前半45分プラス2分」だった。
で、“主審が、アディショナルタイムを無視して笛を鳴らすのを遅らせた”と判断しちゃう。

とんでもない、主審は忠実に追加時間を見定めています。
無視していません。
規則で、そういう分数として記録されるのです。

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