河原和寿は幸せ者

栃木SCのサポーターの方々のブログを読んで廻った。
河原和寿選手がアルビレックスへと戻るのを、泣く泣く見送った栃木サポの人たちが、彼の大分トリニータレンタル移籍を、どう見ているのか気になったので。

河原が新潟に復帰することが決まった際、弊ブログのコメント欄に、栃木サポの方から惜別と激励のお言葉を頂戴した。
なので、相当な衝撃を受けているはず、と踏んでブログ巡回をしたんだけど、当方の予想を大きく上回る、大きな大きなショックを受けられていることが伝わった。
それも一人や二人どころの話じゃない。
十数人の拝読したけど、どなたも複雑な心情を吐露している。

選りによって、何故、大分？
栃木に再びレンタル移籍すれば良かったのに…

そういう論調だ。
普段、２ちゃんねるにはアクセスしないのだけど、そこではどんな意見・感想が飛び交っているのかチェックしたら、これまたブログよりも輪を掛けた悲しみの声、声、声。

栃木SCは今、リカルド・ロボ選手と崔根植選手というゴールゲッターを擁し、差1年前とは比較にならないくらい、得点奪取力が増している。
傍目から見たら、河原和寿の退団は、大きなマイナス要素に成り得ていないはずなんだけど、“河原にはもう一度こちらに来て欲しかった”という怨嗟が溢れているんだから、これはもう如何に河原が栃木サポの心を鷲掴みにしたか、未だに虜にしているか、をこれ以上ない形で示している証拠だ。

こんなに思われるなんて、選手冥利に尽きるに違いない。


彼には、2011シーズンにアルビに復帰してもらい、来季こそ、大いに飛躍して欲しい、結果を残して欲しいと切に願っている。
けど一方で、河原自身のためには、栃木SCに完全移籍するのが一番望ましい身の振り方なんじゃないかと、そういう風にも思っている。
もちろん、またまた栃木の選手になったからって、成功するとは限らないんだけど、でも、それでもそっちの方が河原のためにはベストなんじゃないかと。

栃木SCサポーターが打ち込んだ文章を読むと、そう思わずにいられない。


あす、大分トリニータは栃木グリーンスタジアムに乗り込んで試合をする。
なんて、皮肉な巡り会わせなんだろう。
常識的に考えれば、移籍して直ぐにゲームに出られるわけはないんだけど、ベンチ入りならば有り得る。
もし仮に、河原が栃木GSのピッチに立つようなことがあったら……