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戦略論から[トリニータ×アルビレックス]を考察する

2009年03月20日 14時30分00秒 | アルビレックス新潟

アルビレックス新潟が開幕2連勝を果たしたことで、それも昨季とは打って変わり、得点能力を大いに発揮して、この結果を得たことで、明日のVS大分トリニータ戦は、〝戦略論的に〟、非常に意味の大きいゲームになってしまったと考えます。

前節もまた、“果たしてアルビレックスの力は王者相手に通じるのかどうか”という、いわば「試金石」的な位置としてみた場合、非常に重要なゲームだったけど、今節の方が〝戦略論〟的位置づけとして捉えれば、遥かに重要だと思うんです。

仮に、明日の対戦相手が、日立台の柏、フクアリの千葉、ホムスタの神戸などだったら、こうは考えません。
「九州石油ドーム」での「大分トリニータ」戦だからこそ、戦略的に重要なんです!

アルビレックスの選手たちとうちらが、8ヵ月半後に、笑顔満開になれるかどうかは、明日の試合の結果如何だと書いても、書き過ぎじゃないと思うんですよ。

 

①シャムスカ監督が大分の指揮を執り始めてから、新潟はこのチームに勝てていない。
昨シーズンは、リーグ戦で2敗、カップ戦で1分け1敗。
内容も悪くて、3つの敗北は「アルビの完敗」という形容が相応しい。
引き分けたのも、後半ロスタイムに失点して、勝ち点2を失った形。
2006シーズン8月のビッグスワンでの試合では、前半早々に2点リードも、ひっくり返されて、どうにかこうにか追いつき、ドローに終わった始末。

スコアは当然として、内容面でも良いところがなく、トリニータの後塵を拝している形です。

新入団選手は別として、昨シーズン以前から在籍している選手たちが、トリニータに苦手意識を持っているのは間違いない。
表向き、苦手じゃないといっても、深層心理の中はそうじゃないはずだよ。

だけど、そんなトリニータ相手に勝利したらどうだろうか?
思うに、鹿島とF東京に勝利する以上の価値がある、物凄くある。

“俺たち、あんなに苦手だったトリニータにも勝ったんだ”
という自信がつく。
これは、シーズンを乗り切る上で、とてつもなく意味が重いと思うんです。

そして、大分に勝つことで、FC東京とアントラーズに勝利した価値が、グーンと高まるよ。
・J1昇格後、初めて開幕戦に勝利した
・公式戦で2回しか勝っていない鹿島に勝利した
この二点で、アルビの選手たちは自信をつけているけど、トリニータに勝てば“開幕2連勝は、偶然の産物でもなんでもない、実力で掴み取ったんだ”という【確信】に変わる。

遅かれ早かれ、新潟の連勝は止まり、黒星がつきます。
調子を落として、勝ち点3を得られない期間が続くことでしょう。

でも、そんなとき、
“うちらは、勝てないと言われた開幕戦で勝ち、苦手の鹿島と大分に勝つことができたんだ!
戦い方を間違えず、悪かった点を修正していけば、また勝利を得られる”
そういう拠って立つべきものがあることで、苦境を脱する手がかりになると思うんですよね。


②大分トリニータの代名詞は「堅守」「鉄壁の守り」。
対して、うちらのチームの今シーズンの金看板は「3トップ」「攻撃力」。

アウエーゲームだということも考慮すれば、4ゴールも5ゴールも奪えないだろうけど、GOALを奪って勝利できれば、相当な自信を得られるのは必定。
なにせ、昨シーズンは4度対戦して、ゴールネットを揺らしたのは2回だけ。
加えて、ほとんど攻撃の態を為していなかったわけで。

だから、そんな堅固なトリニータ守備網を打ち破って、ゴールを決められたら、『新潟の攻撃力は本物』という証になる。
理想は、ゴールネットを2回も揺らすこと!!

攻撃は水物ではあるけれども、トリニータから点を奪えたならば、これは長いシーズンを見据えると、この上なく、意味のあることだと思うんです。

 

③アルビレックスと言えば「内弁慶」。
2007シーズンこそ違ったけど、アウェイゲームで勝てないのが〝定番〟。
昨シーズンは、カップ戦を含めて20のアウエー試合のうち、白星を得られたのは「2」。

2009シーズン、幸先良く、味の素スタジアムで勝利を収められたけど、九州石油ドームでも勝ち点3をもぎ取ることが実現させたら?
そう、早くも昨シーズンのアウエー勝利数に並ぶ。

これの意味するところも大きいよ。

首都圏後援会で鈴木淳監督が仰っていたことだけど、九石ドームは独特の雰囲気があるところで、新潟からの移動による物理的な影響も含めて、非常に戦いにくいスタジアムだと愚痴をこぼしていました。
それは他のクラブも同様で、昨季のトリニータはJ1で最もホームゲーム勝利の多いチームに輝いたほど。

こういう両者の得手不得手を踏まえれば、「アウエー超々々苦手の新潟」が「ホームで無類の強さを発揮する大分」を倒す結果になった場合に、アルビレックスが得られる『報酬』の、なんと多きことよ!!!

 

このように、3月21日のVS大分トリニータ戦は、戦略上、今シーズンのアルビの行方を左右する一戦となると考えます。
あす、勝ち点3を取れれば、第34節の順位表で上の方にアルビの文字が並ぶ可能性が高まり―
反対に勝ち点0ならば、そうなる可能性が低くなる―
そう言ってもいいくらいの重みがあると思います。

明日の試合は<34分の1の試合>なんかじゃなく、<開幕戦よりもウエートのある試合>である、と書いてもオーバーじゃない、と思うんです!!!

       明日に限っては

    「勝ち点」は「価値点」と

 表記するのが適切なんじゃないでしょうか

 

戦略論的に、今季のアルビレックスの最終順位を占う大分トリニータ戦、選手とサポーターが一体となり、絶対に「価値点3」を持って帰ろう、帰るんだ!!!

======================

吾輩が一番望んでいる試合展開は、大分が先制、新潟が同点に追いつき、そして逆転、で追加点を入れての[3-1]での勝利。
こういうシチュエーションが、戦略論的に、最も効果の高い展開だと思うんだ。

 


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7 コメント

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Unknown (やま)
2009-03-20 19:18:51
>首都圏後援会で鈴木淳監督が仰っていたことだけど、九石ドームは独特の雰囲気があるところで、新潟からの移動による物理的な影響も含めて、非常に戦いにくいスタジアムだと愚痴をこぼしていました。


これってスワンに来る他チームも強くこう思っているんでしょうねぇ。
こっちはおまけに4万人近いサポの大声援つきですし。そら相手にとっては嫌ですよね。
返信する
明日はスカパ難民 (いずある)
2009-03-20 23:32:33
アウェイ開幕初勝利に続いて「鈴木アルビ、大分戦初勝利」を。いつまでも「お得意様」ではいられない。
せめて折り返すまでは、去年のアルビで想定して戦略を立ててくる相手を新布陣で突破しつづけてほしい。
新潟は24日から雪予報。キショーなしで酷寒のホーム戦はキツイか?
明日の大分の気温予報は18℃、開幕連勝上位の誇りを胸に勝ってこーい!
「大とと」6本2回購入したけど№5の2は2本だけ。
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追加 (いずある)
2009-03-20 23:36:01
移動距離とか独特の雰囲気とか言ってるけど、逆にトリニータは新潟でやっても負けてないよね?
「そんなこともあったな~」と振り返るような大勝を切に願う。
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Unknown (とよ)
2009-03-21 03:55:38
大分トリニータというチームは非常に選手個人個人がハングリーで決して労を惜しまず90分間走り続ける。 おまけにチームとしてまとまっており雰囲気も良い印象を受けます。 それがホームゲームとなると更に磨きが掛かるんで、どこのクラブも苦手意識を持っているんでしょうね…。 そんなトリニータに勝利出来ればかなりの自信になりますよね。 非常に苦しい試合になる事が予想されますが、今年のアルビの戦い方を見てると何かやってくれそうな気がします。 何の根拠もありませんが2対1でアルビ勝利(^ω^)
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やまさん (bartret555)
2009-03-24 21:14:35
やまさん、こんにちは。

それでも、東北電スを苦手としないチームが存在するんですから不思議です。
千葉とか、市原とか、ジェフとか。
厚かましくも恥知らずに、選手の買戻しをするくらいの図太い神経のチームですから、ビッグスワンの魔力も効かないんでしょうかねえ。
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>明日はスカパ難民 (bartret555)
2009-03-24 21:15:01
いずあるさん、こんにちは。

確かに、大分はスワンを苦手としていません。
昔は違ったのに。
シャムスカ、どんだけ、スワンの免疫を保持しているんだか。
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とよさん (bartret555)
2009-03-24 21:15:21
とよさん、こんにちは。

勝利することに越したことはないし、勝っていれば計り知れない「収穫物」を持って帰れたので、引き分けのは、その意味で悔しいです。
一方で、ショックの残る負け方でもなければ、ドローでもなかったです。
得るものはそれなりにありました。
コテンパンにやられていた大分と伍したのですから、苦手意識は多少和らいだでしょうし、自信を少なからず得たと思います。

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