アルビレックス新潟レディース 日本国民の大多数の憎まれ役になろう！！

INAC神戸レオネッサの澤穂希が、現在開催中の皇后杯全日本女子サッカー選手権大会を最後に現役引退をします。
このニュースに接した職場の人たちが、FIFAワールドカップ予選と本大会程度しかサッカーには関心を示さない所謂ライト層なんですが、澤には優勝で花道を飾ってもらいたいと言ったんですね。
挙句の果てに、皇后杯のトーナメント表を見て、決勝は澤の古巣の日テレ・ベレーザとINAC神戸の組み合わせになったら最高だ、なんてことも口にしたんですよ。
澤がベレーザの元選手だって知識はあって、何の悪気もなくそう希望を述べたんです。

で、アルビレックス新潟レディースも皇后杯に勝ち残っていると知って、その人たちは筆者の顔を見てバツの悪そうな表情をしたんですが、そのとき気付きました、日本国民の大多数は澤に皇后杯を掲げてもらいたいと漠然とでも考えていて、澤の経歴を知っている人は更に、決勝はベレーザとレオネッサのカードになることを望んでいるんだ、と。
言い換えれば、アルビレックス新潟レディースやジェフ千葉レディース、ベガルタ仙台レディースなどは雰囲気を察して準決勝までに負けろ、と述べているようなもの。
新潟を応援している人間には到底、看過できないことではありますが、しかし自分のライト層であったならば、きっとそう考えたんだろうな、とも。

また澤自身も、叶うならば今ある自分の基礎となった愛着あるベレーザと皇后杯決勝を戦うことを希望しているはず。

参りましたな、世間的にはアルビレックスレディース、憎まれ役です。
準決勝でベレーザと対戦するけど、澤の現役最後を盛り上げる舞台を整えるために、アルビレックスよベレーザに負けろ、って要求が多く出ちゃうんでしょうな。
スポーツマスコミだって、新潟のメディア以外は、新潟よ日テレに勝つな、の物語を希望しているはず。

澤穂希には澤穂希の事情があって、スポーツメディアにはスポーツメディアの事情があるけど、アルビレックス新潟レディースにだって事情はあるんです！
おいそれとベレーザに決勝進出の道を譲るわけにはいかんのですよ！

2013シーズン、6万人超の日産スタジアムで横浜F・マリノスのJリーグディビジョン1優勝を阻んだように、「アルビレックス新潟」は空気を読むのが苦手ですからねｗ
今回も、澤や彼女のファン、スポーツマスコミには申し訳ないけど、空気を読まず、雰囲気を察せず、先ずは準決勝でベレーザを倒して決勝に駒を進めましょう！

でもベガルタ仙台レディースのほうが、もっと茨の道。
準決勝、神戸に勝った日にゃ、ネット上でひどい書き方をされるんじゃなかろうか、間違いなく。