新潟の砦 北原佳奈

きょう1月25日(月)という日に移籍を公表したことが、北原佳奈が悩みに悩んで決断に至ったことを如実に示しています。
2016シーズンの始動日当日の午前に発表に至ったのは、ギリギリまでベガルタ仙台レディースに移籍するか、アルビレックス新潟レディースに残るか、苦悩した証。

佳奈は、現役引退まで新潟でプレーすると、根拠は無いけど、確信していたんだけどなあ。
だから、彼女と池田玲奈さんがセンターバックコンビを組む姿、2016季は難しくても、2017季は実現すると夢想して楽しみにしていたのに……
佳奈は玲奈さんを妹のように可愛がり面倒を見て、玲奈さんは佳奈を姉のように慕い憧れていた、そんな関係。
拙は、そんな二人で新潟の防壁を築く試合が来ることを待ち望んでいたんですけどねえ……。

2015シーズンの皇后杯全日本女子サッカー選手権を御覧になってお分かりの通り、北原佳奈の尋常ならざる守備力は新潟の誇る武器。
そんな佳奈がいなくなる、辛い……。

またアルビレックス新潟レディースで大きく飛躍した、何重にも脱皮した選手です。
それだけ愛着が強い存在。
もうアルビレックス新潟レディースで観られないのは、この上なく寂寥。