以前にも書いたと思うが、僕の勤務地は
新横浜駅の篠原口。な~んにもお店のないところでR。
食べ物屋といえば、貴志膳、秀華楼、Befanaくらいしかない。
そんな場所に、イキナリ「手打ちそば」の幟がはためいたのでR。
陶芸館
新幹線のガードの向こうだから、近づいたことない。
いつも遠目に見ていただけの、不思議空間。
ときどき電光掲示板に「カラオケ」の文字が。。。
謎・・・
脱メタボのためには、お昼ざる蕎麦ってのは、歓迎だよな。
昔、27歳の頃、ざる蕎麦ダイエットで10キロ落としたことあるし!
あのときは神田の「まつや」に日参してたんだっけ。
よっしゃ、揚げ物断って、ヘルシーにざる蕎麦だ!
横穴に石仏が?
店、どこ?
孔雀?
あの~、やってますか?
入ってみると、先客が8名ほど。
あれ?隣のオフィスの連中が4人。
「ども」
「初めて来てみたんだけど。。。」
「あ、僕らも」
ということで席に着いたんだけど、
店員は、どう見ても素人ってかんじの奥さんが二人。
うろうろしているが、メニューも持ってこなければ、
オーダーも取りに来ない。。。
「すいません、メニューを。。。」
やっと来たメニュー。計画通りざるにしようっと。
ざる、ください。
しばらくすると、不穏な会話が聞こえてきた。
「すいませんねぇ、社長、病院いっちゃってるんです・・・」
「あの、おおもり、出来ないんです。おそばが足りなくて・・・」
なんだか、いやぁな雰囲気が漂ってきている。
でも、オーダー通ってるんだし、大丈夫だよね・・・
そのうちに、隣のオフィスの連中のところには、
天ぷらそばやら、おおもりやらが運ばれて来たぞ。
なかなか美味そうでR。
15分経過・・・
店員がやってきた。
「あのぉ、すいません・・・」
「社長が病院行っちゃってて・・・」
?
「お蕎麦がないんです・・・打つ人がいなくて・・・」
???
・・・なんで今言うの?・・・
「昨日は3人しか来なかったから、これくらいでいいかなぁって」
・・・・
「そしたら今日はこんなに・・・」
・・・・・・
「・・・おにぎりでも、食べます・・・か?」
・・・・・・・・・
「ないんですね?」
「・・・は・・・い・・・」
「じゃあ、他行くしかないじゃん・・・」
「・・・すいません・・・」
店内の客の哀れみの目が、僕に集中する。
「あ、あの、ご飯ありますからそれに天ぷらとかありますから、
なんか作ります天丼とかなんか食べていってくださいお願いします」
確か・・・揚げ物避けるために、ここ来たんだったよね、俺。
天ぷらか・・・
かき揚げか!
天つゆがべたべたに甘い。。。
そばつゆを伸ばしたものらしい。。。
「ざる蕎麦の650円でいいです」
え?
「本当にすいません。また来てくださいね。
お蕎麦は折り紙つきですから・・・」
さて、どうしたものでしょう。
①二度と来ない
②リベンジする
ふむ。
で、三日後に・・・
行ってしまったのですね(笑)
あれ?ユニホーム出来たの?
「前からあったんですけどね、恥ずかしくて着れなくて。。。」
・・・・・・
陶芸館と言うだけあって、器は全てここで作られたもの。
出来については、よくわかりませんが。
ふむ。蕎麦は美味そうなんだ、これが。
シュレッダーみたいな海苔じゃないところが、評価できるぞ。
そばつゆも、天丼のタレから予想されるような味じゃない!
辛口で、だしのとり方も丁寧だよ。
なんといっても“にょがくない!”
蕎麦の出来もいい。海苔に負けてないもん。
このざる蕎麦は、合格です。
この前は失礼したから、って、おにぎり一個サービスしてくれました。
これまた、お米も握り方も、良い感じです。
美味しいおにぎりだ。
時々行くことになると思います。。。
陶芸教室 蔵跡(クラアート)
そばの陶芸館
住所:〒222-0034神奈川県横浜市港北区岸根町323
電話:045-423-8811
定休日:日曜らしい
営業時間:昼だけらしい
とりあえず社長が病院行ってないか電話してから行くように!
ラーメン屋のサイドメニューくらいの
価値にしか感じられませんでした。
つまり250円くらいかなぁ・・・
ま、いいんです。
こういうのは顔を覚えてもらうチャンスでも
あり、長い目で見ればお得なんですから。
彼女たちが商売のコツを心得てるとは、
絶対言えないと思うけれど、
僕はお客のコツを心得てるということで(笑)
非常にヒトを馬鹿にしたお店の記事を
UPしたことがあります。
(今思い出してもスーパー腹立つやんか…)
これくらいだったら
二度と行かない、
と決めるのはおそばを一度でも
食べてからでもいいんではないかと(笑)。
今度はいついつ来ますからよろしく、
と挨拶して帰る、とか…
ざるそばの値段でいいです、
というあたり、
ちゃんとお商売のこつを心得ていらっしゃるとみました。
ひとつのチャンスなんです。
これは、お店の立場でも、お客の立場でも一緒。
お店としてみれば、そのときの対応如何で、
客を掴むか手放すかの分かれ目。
ま、ここは素人さんばかりだったから、
少しは割り引いて見てあげないとね。
客の立場からしてみると、
何もなければ、顔を覚えられることもない。
でも、こんなことがあったら、次からはVIP。
あとは、この店の実力(味)との天秤だな。
こんな何にもない場所で、一店舗なくすのは
惜しいし、それなら恩に着せた方が得という
損得勘定もあります。
それに、僕がまた行ったことで、お店の人も
嬉しかったと思うんです。
それが一番の理由かな。。。
えらいなぁ~
そして、再度、お蕎麦を食べにリベンジしたのも。。
結果、美味しいお蕎麦だったので、本当に食べれて良かったですね