前々回、コムラサキを白山市ノ瀬に探しに行ったが空振りしてしまったことを報告した。コムラサキは、木場潟に8月上旬に現れることを思い出し、行ってみた。暑い日であった。天空の太陽を取り巻く雲には彩雲が見られたが、角度的にきついのと、太陽の周りなので写真には収めきれなかった。
うまく表現できなかった彩雲
水面近くには多くのウチワヤンマが見られ、各々気ままな姿で止まっていた。
ウチワヤンマの気ままな止まり姿
チョウトンボもいたが、なかなか撮れなかった。
チョウトンボ
潟ではカルガモが群れを作って寛ぎ、一部はカワウとともに水面の杭に止まって休んでいた。
潟のカルガモ
杭で休むカワウ
やや低い杭に止まる小さな鳥が目に入った。
杭で休むクサシギ
クサシギのようである。クサシギは例年秋の初め頃に渡来する。この個体は冬羽であり、今年は夏の始まりとともに渡来したことに少し驚いた。
杭のクサシギ
クサシギは人影に敏感であるが、暑さのせいか全く注意力が欠けているようであった。
芝生の上ではツバメが飛び、木陰ではホオジロの幼鳥(?)が日射しを避けていた。
草原の上を飛ぶツバメ
木陰のホオジロの幼鳥?
水草の上ではギンヤンマやシオカラトンボが産卵行動をし、オリンピックで主のいないカヤック練習場の向こうには北陸新幹線がややゆっくりと走っていた。
ギンヤンマの産卵
シオカラトンボのペア
カヤック練習場の後ろを通過する北陸新幹線の列車
残念ながら、今回もコムラサキは失敗した。