昼間は未だ暑い日もあるが、朝夕だいぶ涼しくなりコスモスも花盛りとなった。
コスモスの花(いろいろの色、形があることを知った)
白い酔芙蓉の花を見ながらの朝の散歩で民家の屋根に白いハトを見つけた。
朝の白い酔芙蓉
1羽だけの白いハト
鴨池観察館のニュースにはマガンが1羽飛来したとあり、白いハトが冬鳥の渡来に向けていい知らせであって欲しいと思っている。
海辺の旅鳥も少なくなったので、河北潟干拓地に行ってみた。ハスの葉がすごく茂っており、鳥を見つけるのは容易ではない。幸いにも収穫が終わったハス田が散在する所をみつけた。
セイタカシギなどが少しいるだけと思ったが、よく見ると、近くに別の鳥がいる。
セイタカシギと傍にいるシギ
やや大きな中型のシギで嘴もやや長い、アオアシシギだと思い込んでしまった。
アオアシシギ
少し近づこうとしたら、他にもいたシギと一緒にピョ、ピョ、ピョと3音で鳴きながら高速で飛び去った。どの鳥が鳴いたかは定かではない。尾羽の先は黒く、腰付近は白く見えた。うん?何だろう。本当にアオアシシギかな?
少し移動して、収穫が終わった田でじっくり見ると、また、何やら動いている。雨覆いの羽毛の模様が見える。やや小さく見えるが、シギのようである。タカブシギかな? するとさっきのは何だろう?
タカブシギ
さらに見ていると、嘴が長く少し大きく見える鳥を見つけた。
タシギ
タシギだ!春先迄いたのにもう帰ってきている。もっともタシギは旅鳥であるが、石川では越冬もする。暑い夏はどこか涼しい所で静かにしていたのかもしれない。
ケリも元気に活動している。
ケリ
改めて、アオアシシギだと思われる写真を何枚か撮った。
アオアシシギ
嘴が少し上に反っている。足の半分くらいは水の上に出ている。家に帰って図鑑と写真を見比べて、アオアシシギらしいと見当をつけ、鳥友さんに相談してみた。私の同定に賛意をいただいたので安心するとともに、自分も少しは上達したなと少しだけ自己満足した。
ただ、よく見ると頭の模様、嘴の形が違う鳥も含まれていたことに気付いた。セイタカシギと一緒にいたシギの大きさをセイタカシギのサイズから推測すると25㎝程度であろう。足の大部分が水没している。タカブシギと同程度の大きさであると推測される。嘴も真っすぐで、目の上に白線がある。鳥友さんのブログを参考にさせていただくと、コアオアシシギの可能性もあろうかと思う。
コアオアシシギ幼鳥かも知れない
相対的な大きさの分かる写真を撮るべきであった。さらにカラフトアオアシシギもいることを知ったが、私には現場で判別することはできない。まだまだ努力が必要であると痛感した。