昨8月15日は終戦の日であった。亡くなられた方々のご冥福を改めてお祈りする。明け方は雲が多く雨が心配され、また、お盆の間は静かにしなさいと祖母によく言われたことを思い出したが、このところめぼしいものが撮影できていないので、コムラサキのリベンジか、ゴマダラチョウのリベンジかと考え、市ノ瀬に行くことを決心した。
一里野への公園線を走っていくと空も徐々に晴れ、本格的な入道雲が見られた。
今年初めての本格的な入道雲
かつての洪水で流されてきたとされる百万貫の岩を横目で見て、手取川の支流が本流に合流するところに来た時、鉄製の、いわゆる沈下橋の上に動くものを見つけた。
百万貫の岩(実際に1,000,000x3.75=3,750x1000kg=3,750 tonはあるそうです)
橋の上の生き物
ヤマセミ?(今まで見たことがなかった)と持って車を止め、何枚か撮映したところ、幸い何枚かは鑑賞に堪えられるものであった。
ヤマセミの動き
この暑さの中、鉄製の橋に止まっているとは想像もしていなかったので大いに驚くとともに、初めての撮影に大いに嬉しくなった。
ヤマセミは飛び立って旋回し、堰を越して下の方に行ったので後を追ったが、堰の下には釣り人がいて、そのあたりに止まった様子はなく見失った。
堰の下の釣り人
市ノ瀬のいつもの道には、ツリフネソウ、キツリフネがまだ咲いていたのに加えて、ツルニンジン、タマアジサイ、ヒヨドリバナが咲き始めていた。
ツリフネソウ
キツリフネ
ツリガネニンジン
タマアジサイ
ヒヨドリバナ
アキアカネもまだ、そのあたりにおり、腹部がかなり赤くなり秋到来を思わせたが、里に下りてくるにはまだしばらく時間がかかりそうであった。
腹部が赤くなったアキアカネ
肝心のコムラサキには今回も会えず、他のチョウも少なく、コミスジがいただけであった。
コミスジ
ホオジロの鳴き声が、涼しく聞こえる訪問であった。
小枝に止まるホオジロ
次に訪問できるのは秋になりそうである。