宇宙のジングル：ユークリッドのM78の画像

Cosmic jingles: listen to Euclid’s image of M78 　ライセンスCC BY-SA 3.0 IGO または ESA 標準ライセンス

宇宙のジングル：ユークリッドのM78の画像を聞いてください
2024年12月19日
詳細
星間塵の霧雲と、遠くの無数の星や銀河が、黒いキャンバスに絵の具のしずくのように点在する幻想的なダンス。これは、 ESA のユークリッド宇宙望遠鏡が若い星形成領域メシエ 78 を撮影した息を呑むような画像の音声化です。

ソニフィケーションにより、ユークリッドが収集したデータの異なる表現が提供され、音を通じて M78 の恒星の育成地を探索できます。目を閉じて耳を傾け、心の中で宇宙のイメージを描き出してください。または、このビデオのトレースバック ラインが音をたどって左から右にイメージを色付けする様子をご覧ください。

さまざまなピッチと音量のきらめく音は、フレーム内の銀河や星を表しています。音のピッチは、画像内の光の点が見える場所を指し示しています。ピッチが高いほど、星や銀河がトレースバック ラインに沿って画像の上部にさらに現れていることがわかります。

M78 とその周辺のこれらの天体の明るさは、きらめきの音量で表されます。特に大きな音が聞こえるときは、ユークリッドが観測した星または銀河が画像内で特に明るく見えます。

これらのジャラジャラという音の背後には、メシエ 78 の異なる領域を表す 2 つの和音で構成された安定した低音が聞こえます。この音は、トレースバック ラインが最初に星雲の最も明るい領域に近づき、その後最も密度の高い領域に近づくにつれて強くなります。

この下地の最初の 2 つの深いクレッシェンドは、画像内で最も強い色である青/紫の 2 つの部分を示しています。これらは、M78 の 2 つの「空洞」として現れ、新しく形成された星が、誕生した塵とガスを削り取って照らしています。

和音は、画像の赤オレンジ色に対応するわずかに高いピッチで 3 回目に強まり、フレーム内の最も密度の高い星形成領域に音が伝わります。この星の育成領域は、非常に厚い塵とガスの層に隠されており、その層内の若い星のほとんどすべての光が覆い隠されています。

音がユークリッド像全体をたどるにつれ、これらのさまざまな音が合わさって宇宙のシンフォニーを形成し、メシエ 78 の像と、その背後や内部にある星や銀河を表現します。今年初めに初めて世界に公開されたこの像の詳細については、こちらをご覧ください。

このビデオのソニフィケーションを制作してくれた Klaus Nielsen (DTU Space / Maple Pools) に感謝します。このアーティストのソニフィケーションや音楽をもっと聞きたい場合は、https ://linktr.ee/maplepools にアクセスしてください。

クレジット:
ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA、画像処理: J.-C. Cuillandre (CEA Paris-Saclay) および G. Anselmi、音声化: K. Nielsen (DTU Space/Maple Pools)
このビデオには第三者のコンテンツが含まれています。ESA の明示的な許可なしに、ビデオを変更したり、ビデオの一部 (映像、アニメーション、音楽など) を他の制作物に使用したりすることはできません。
ライセンス
CC BY-SA 3.0 IGOまたはESA 標準ライセンス
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