ハイキングクラブ月例山行で、三連休を使って人気の表銀座稜線歩きに出掛けました。
【9/13、昭島-中央道-中房温泉登山口-合戦小屋-燕山荘-燕岳-燕山荘泊り】
参加者は16名、6:30に昭島駅前を出発。事故や三連休で渋滞しましたが、予定の11時に登山口に到着。
各自に昼食、ストレッチ、トイレ、登山準備を済ませます。
11時30分に中房温泉登山口-1462mを出発。
初日は高低差1300mの燕山荘を目指します。
アルコ隊は二班に分かれて、出だしから急登の合戦尾根に挑みます。
予測した登りの大混雑はなく、逆に下山者との頻繁なすれ違いが続きます。
北アルプス三大急登を各ポイントで5分休憩、アルコ歩きでゆっくりと進みます。
標高を稼ぎ、背景の有明山-2268mの稜線が見えてきました。
快晴ながら、意外に冷え込んだ樹林帯に助けられます。
よく踏まれた登山道で、キツイ段差や岩場、砂場、ハシゴ・階段とバラエティに富んでいます。
14時にスイカで有名な合戦小屋-2370mで到着。ここまでの急登を順調にクリアできて一安心。
トイレ休憩を取り、一切800円のスイカを皆さんでシェアしながら味わったようです。
私は四度目ながら一度も食べていません。いつかは食べてみたいです。
この先から傾斜が徐々に緩くなります。
日が当る有明山や安曇野平野をチラ見しながら進みます。
15:20に合戦沢ノ頭-2489mに到着。
槍ヶ岳の先端や燕岳、餓鬼岳が見えてくる所ですが、稜線は厚い雲に覆われています。
二班は5分遅れで歩き、頻繁なすれ違いに対処しています。
紅葉の始まりには、まだ早いようです。
滑りやすいトラバース道を進みます。この時間も下山者がすれ違います。
やっとガスの中にテント場や山荘の屋根がうっすらと見えてきました。
最後の登りですよ、とメンバーに声を掛けます。
稜線に出ると右手の展望が開け、燕岳の白い雄姿が飛び込んできました。
16時10分に燕山荘-2712mに到着。すぐに受付と支払いを済ませて寝場所を確保します。
やはり布団一枚に二人寝で、夕食が四回目の午後7時50分と聞いてビックリ。
到着した二班と相談し、時間がもったいないため明日予定の燕岳に向かうことにしました。
槍ヶ岳方面は雲の中、かすかに槍の先端が見えると歓声があがりました。
どうやら今日一日、展望に恵まれなかったようです。
空身で山荘前に集合し16時40分に出発。向かいの裏銀座縦走稜線も雲の中です。
目指す燕岳も徐々にガスに覆われてきました。先を急ぎたいところです。
人気のイルカ岩を撮影。背景となる槍ヶ岳は見えません。
大勢の登山者が個々に燕岳を往復しています。
ガスに覆われる前に燕山荘を振り返ります。
山頂の岩場になりました。冷えた横風で皆さん厚着ですが、私は半袖のままで寒さが応えます。
次にメガネ岩を撮影します。
17時5分に北アルプスの女王・燕岳-2763mに到着。
燕岳(つばくろだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,763 mの山。山体すべてが長野県に属する。
日本二百名山及び新日本百名山に選定されている。常念山脈に属し、北アルプス三大急登の一つである
合戦尾根を登り切った稜線上にある。1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園に指定され、
山頂付近は特別保護区域、その周辺は特別地区に指定されている。中房温泉が登山口であり、大天井岳
を経て槍ヶ岳へ向かう表銀座コースの始点でもある。花崗岩でできた独特の山体を持ち、高山植物の
女王と言われるコマクサの群生がある。周辺のハイマツ帯には、ライチョウが生息している。
山名は春の雪形がツバメに似ているためつけられた。1915年(大正4年)の長谷川如是閑の『日本アルプス
縦走記』で燕岳が記され、この10年前からの期間内で命名されたとする説がある。合戦尾根は急登では
あるが、表銀座コースであるためアルプスの入門コースとして多くの登山者が歩き、よく整備された登山道
となっている。常念岳山脈稜線の表銀座コースとの反対の北側には、二等三角点のある燕岳を経て
餓鬼岳への登山道が続いている。燕岳の約700m北には、北燕岳と呼ばれる小ピークがあり、その先の
東沢乗越から高瀬川の支流である中房川に沿って中房温泉へ下る登山道がある。
冷え込んだガスの山頂で展望無し。1班の記念撮影後、すぐに山荘に戻ります。
帰路にローソク岩を撮影。周辺の奇岩は色々な物を連想させます。
すっかりガスに覆われてしまいました。
17:40に燕山荘に戻り、しばらく山荘周辺を散策します。夕景撮影は雲とガスで諦めました。
周辺は登山者で大混雑、テント場も満員です。溢れた人は合戦小屋にテントを張ったようです。
ゴリラ岩を撮影して個室に戻り、狭い部屋で温まりながらつまみとお酒等で休憩。
初日は高低差1250m、6時間10分の登り道でした。
夕食は20分前から並んでテーブル二箇所に着席。チーズハンバーグで二杯のご飯を戴きました。
オーナー挨拶が始まり、今日は定員倍の1200名宿泊で迷惑をお掛けする、稜線でのストック使いは避けて
ほしい、等のお話後に恒例のアルペンホルンの生演奏を聞きました。燕山荘は人気日本一の山小屋です。
山荘の空きスペースには布団とカーテンが敷き詰められ、トイレや売店、喫茶室も大混雑です。
廊下に一人、押入に一人と16名の寝場所を割当後、午後9時前に就寝。暑苦しい中、両隣と小突き合い
ながら睡眠に努めました。足の踏み場もないため、深夜の星空観賞やトイレも我慢です。
二日目はいよいよ人気の表銀座稜線歩きで、穂高岳-槍ヶ岳の大展望に期待です。
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