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今日はどこへ行こうかな 

わたらせ渓谷・前袈裟丸山

2011年11月08日 | 登山

わたらせ渓谷にある前袈裟丸山の夜行日帰りツアーに出かけました。
 
11/3(木)の前夜23:00に中型バスで新宿を出発。
関越自動車道を経由して途中の道の駅で仮眠、5:00朝食後に登山口に向かいます。

中型バスに乗った時に仮眠への配慮と思いましたが、林道・小中西山線に入れるのかと気になりました。
その心配が当たり、中型バスでは塔ノ沢登山口まで入れないと判断されて林道分岐点で下車。

【塔ノ沢登山口-寝釈迦像-賽ノ河原-小丸山-前袈裟丸山-小丸山-賽ノ河原-折場登山口】

6:00に塔ノ沢登山口の1.5km手前(740m)から暗い林道歩きとなりました。

林道の途中に般若の滝入口の標識がありましたが通過します。 

6:20に塔ノ沢登山口(858m)に到着。 駐車場とトイレ、登山ポストがあります。

ここから登山道に入り、沢沿いの道を辿ります。 

樹林帯の中も歩きます。

予報通りの薄曇りで、沢沿いの紅葉は淡い色付きでした。 

       

7:30に寝釈迦像に到着し、じっくりと見学しました。

       

岩の塔に登ると上に寝釈迦像があります。 

       

かなり大きな寝釈迦の石像です。

周囲には幾つかの石仏があります。 

       

もうひとつの「相輪塔」は登山道から離れているため、パスしました。

ここからは枯葉に埋もれた登山道になり、踏み跡は不明瞭です。
所々に見える赤リボンと石積みされたケルン跡を探しながら進みました。
沢を何度か渡渉しながら右の斜面を登り詰めると8:35に小さな避難小屋に到着。

新しい小屋の中は清潔です。古い小屋には寝具があり、近くのトイレは傾いて使用不能のようです。 

       

       

少し樹林帯を登ると尾根道に出て、9:00に賽の河原(1520m)に到着。
ここまでの登山道では特に危険箇所はなく、落葉に惑わされなければ歩きやすいです。

とても雰囲気のある霊場です。
ここから先では10組以上の登山者とすれ違いました。

       

賽の河原を過ぎると笹原の広い第二の賽の河原に出ます。
ここで初めて袈裟丸山の山容が見えました。

緩やかな笹道には踏み跡が無数にありますが、草木保護の規制に沿って辿れば問題ありません。
途中のピークに第三の賽の河原がありました。 

左側にうっすらと富士山の姿が見えました。 

       

9:50に小丸山(1676m)に到着。しばし展望を楽しむ。

鋸山、皇海山、日光白根山、庚申山等の山容が見えます。

日光・男体山です。 

袈裟丸山の連山が目の前です。 

小丸山から一旦急坂を下りますが距離はそれほどではありません。
10:15に鞍部にでると避難小屋とトイレがありました。  

避難シェルターは小さくて4~6名用テント位でしょうか。
トイレは使用不可のようで施錠されていてドアが開きませんでした。

       

山頂に向けて登り降りが少し続き、最後はキツイ最後の急登になります。 
時々雨粒が顔に当たりますが、曇り空が何とか続いています。

山頂近くで左側に赤城山が見えます。 

傾斜が緩くなって笹原を抜けると山頂です。 
11:20に前袈裟丸山(1878m)に到着。

一等三角点のある前袈裟丸山の山頂で昼食。

       

最高点の後袈裟丸山(1910m)への道は風化が激しいため通行禁止で、ここから下山となります。
先へのルートを少し進んで後袈裟丸山を確認しました。
遠くには鋸山、皇海山、日光白根山、庚申山の山容が見えていますが、一部曇り空に包まれています。

       

冷たい風が当たる山頂から11:50に下山開始。
崩れた急坂は慎重に下りましたが、徐々に空が明るくなり日差しがこぼれてきました。 

小丸山を経由して賽の河原に向かいますが、途中で24名の団体さんとすれ違い。
登山姿は一部で、軽井沢を歩くような軽装の若者達の集団でした。

雨具やヘッドライプ等の装備は持参していないようで、ビックリです。
C社の初心者登山で小丸山往復ツアーですが、秋の早い夕暮れに下山できるのかと心配になりました。

賽の河原からは折り場登山口に向かいます。 

少し先に木製の展望台がありました。
登るとグラグラしますが、上からの展望は素晴らしく開けています。 

今日は11/3の特異日ですが、その通りに天気が回復、
青空になり始めた袈裟丸山連山です。 

賽の河原から小丸山への稜線を望みます。 

展望台から下っていくと最高のビューポイントに出ました。
開けた笹原の奥に前袈裟丸山が美しい山容を見せてくれます。 

広大な笹原の各所には、美しい紅葉が散りばめられていました。 

       

陽射しが当たると色彩が一段と輝いてきます。 

三脚を構えてじっくりと撮影したくなります。 

沢筋の流れには小さな滝が見受けられます。 

下山路の尾根道です。 

バックライトに映える見事な赤い紅葉。 

紅葉を透けてくる七色の尾根道を下ります。 

この黄と赤の組み合わせは今年一番の色彩でした。 

午後から回復した天候のおかげで最高の秋を満悦しました。 

14:40に折場(弓ノ手)登山口(1200m)に到着。 
ここから前袈裟丸山に登る方が多く、寝釈迦像コースより2時間は短縮できます。

広めの駐車場と山から引いてきた手洗いの泉があります。 

       

14:50に中型バスに乗り、日帰り入浴に向かいます。 

       

早朝にスタートした塔之沢登山口を通過、水沼駅温泉センターに向かいます。 

わたらせ渓谷鉄道・水沼駅内にある水沼温泉センターに600円で入浴。若干ぬるめのお湯です

          

16:40に水沼駅前を出発し、関越自動車道の渋滞を経て20:50に新宿到着。

特異日の11/3で、午後の青空で紅葉真っ盛りを満悦できた前袈裟丸山でした。


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