5時に起床し、カップラーメン等で朝食。簡易テント片付け後に登山口に移動。
先着は10台。トイレ傍に駐車して登山準備。
【9/23、登山口-前山-前-荒沢岳-往路下山-シルバーライン-小出IC-関越道-圏央道-昭島】
今日は高低差1200m、岩稜帯の鎖場・ハシゴに備えてヘルメット着用で挑みます。
6:00に登山口-880mを出発。すぐに水場を通過します。
前山まで樹林帯の中斜面200mを直登します。
樹林の合間から登山口が見えてきました。
ここで大声で叫びながら下っていく中年男性とすれ違いビックリ。
残されたザックを見ると忘れ物のようで、自身を怒鳴り付けながら駆け下っていきました。
6:35に前山-1060mの三角点を通過。
朝日が昇って明るくなってきた銀山平。
前方に荒沢岳、手前に前、その下まで細尾根が続きます。
幾つかのアップダウンを越えながら高度を稼ぎます。
風が弱く涼やかな稜線歩きです。雲海の下は奥只見湖です。
前(まえくら)の岩稜が迫ってきました。
しかし前までまだまだ稜線歩きが続きます。
7:15に岩稜ピーク下に到着。
最初は岩尾根の急坂から始まりました。
木の根の急坂が続きます。
最初の鎖場になり、絶壁ぽい急登になります。
鎖なしでも登れる岩場が続きます。
さすがに垂直に近いハシゴは慎重に登ります。
よじれたような危なっかしいハシゴもありました。
先行者を待ってゆっくりと登ります。
7:40に最初の岩尾根上-1450mに出ました。第一関門クリアです。
前方に第二関門の岩壁が見えてきました。
休憩を取りながら前山からの稜線を振り返ります。
奥只見湖から尾瀬方面。休憩中に忘れ物の叔父さんが追い越していきました。
早目に気付いて良かったですね。山頂でのラーメンに使ったガスコンロでしょうか。
荒沢岳・前の岩壁ルートを観察。左下を巻いてから「くの字」の直登になります。
一旦岩壁下まで降りてから岩壁を巻く様に樹林帯まで登ります。
濡れた泥と岩壁の横切りで一番の危険ルートでしょうか。
次に直登のガレ場登りになります。叔父さんと距離を取って落石注意でゆっくりと登りました。
最後は低い樹林帯の直登で、鎖とロープを補助に登ります。
8:05に前の上-1500mに出ました。第二関門クリアです。
後は山頂まで危険帯はありませんが、先行する叔父さんと距離をとって進みます。
紅葉の雰囲気を楽しみながら尾根の急坂を登り詰めます。
山頂周辺では見事な紅葉が見られました。
山頂まで小ピークを乗り越えていくようです。
岩場がありましたが、問題なく通過できます。
快晴の青空と紅葉の景観に恵まれて感謝です。
噂の狭い足場、しかし拍子抜けの安全な通過でした。
いよいよ山頂が迫ってきました。
最後の登りです。
9:40に200名山・荒沢岳-1969mに到着。
荒沢岳(あらさわだけ)は新潟県魚沼市にある山。荒澤岳とも表記する。また銀山岳と呼ばれていた時代も
ある。標高1,969m。綺麗な三角形の山頂部を中心に両翼を広げ、均整のとれた山容を見せており、沢には
盛夏なお雪渓を残し、日本アルプスの峰を思わせるような高山的な姿には人気がある。新潟県境の景勝地・
銀山平を見下ろすようにそびえる鋭鋒で、日本百名山選定の際、登山条件の困難さやこの地域の気候の
厳しさなどをもとに検討されたが、結局、日本二百名山に加えられた。登山の拠点となる銀山平は積雪が
5mを越える豪雪地であり、奥只見シルバーラインが開通する前までは秘境の地であった。秘境に位置する
不遇の山であったためか、日本百名山の著者深田久弥も荒沢岳にはついに登ることができなかったという。
西側に兎岳-越後三山の中ノ岳が展開し、手前に灰ノ又山への縦走路。
奥只見-尾瀬方面。遠くまで展望があり、地図を見ながら山域を確認します。
南側に平ケ岳。その右手雲海上に富士山の山頂がかすかに見えています。
先着・後着の三名と山談義に興じ、40分も話し込んでしまいました。
単独の若者は兎岳途中から体調不良で引き返してきたとの事。
200名山挑戦中の田中氏と灰ノ又山ルート整備も話題に。
駐車場の方達半分は越後三山縦走に向かったようで納得です。
燧ケ岳の双耳峰。38年前の元旦スキー滑走を思い出します。
10:20に下山開始。紅葉の山頂に別れを告げます。
まずは前まで降りて難関の岩稜下りに備えます。
急斜面を下りながら、この日の暑さに半袖・短パンになりました。
会津朝日岳同様に帰路の尾根歩きは、日射対策が重要ですね。
11:15に前の上に到着。ここで休憩後、11:25に岩場の激降りを開始。
登りは鎖無しでしたが、降りは鎖利用が効率的でした。
第一関門の岩尾根まで少し登り返しになります。
岩肌に日が当たり、朝方のスリップ注意は解消されました。
11:45に第一関門の岩尾根上に到着。ここでも一息入れます。
10分休憩後、最後の岩壁下りに入ります。
ハシゴと鎖場は活用し、補助ロープは無くとも降れます。
12:15に細尾根に出ました。危険地帯をクリアしてほっとします。
ここからアップダウンを繰り返し、暑さに耐えて前山まで歩きます。
途中で灰ノ又山ルートを整備した山岳会の方とご挨拶。何時か歩きたい縦走ルートですが、
会員高齢化のため、数年後には元の藪道に戻ってしまうようです。
12:55に丸山到着。夏山のような暑さに耐えて歩きました。
休憩後、登山口まで一気に下ります。
今日の登山者は6組7名、快晴の連休にしては少なかったようです。
登山口手前の水場で喉を潤します。コーラより美味しく飲めた暑さでした。
13:20に登山口駐車場に帰着。高低差1200m、7時間20分、20000歩のピストン登山でした。
靴を履き替えて対岸の空き地に移動し、そこで水浴びと着替え。
14:00に出発し、奥只見シルバーライン-小出IC-関越道に乗りました。
予想外に空いており、谷川SAで谷川の湧水を持ち帰り。
18時に昭島に帰着して連休の素晴らしい快晴続きに感謝。
200/300名山残りは九州5山となりました。11月に出掛けて完登を目指します。
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