朝食後、5時15分に霜柱を踏みながら将監小屋を出発。
気持ちのよい朝日の中を山の神土分岐からいよいよ和名倉山へ向かう。
・朝焼けの富士山と将監峠
踏み跡も目印も充分で、結構展望があり気持ちよく歩けた。
・リンの峰?と富士山遠景
笹原が美しいリンの峰、仙波ノタルから西仙波、東仙波へと変化のある尾根道では
風がゴーゴーと吹き付け冷やりとして心地良く、道にはまだ霜柱が残っている。
見回すと雲ひとつない青空に富士山、雲取山、甲武信ヶ岳等の山稜がすっきりと望める。
秋空のような素晴らしい晴天に恵まれて感謝!感謝!!。
・名倉山への稜線
東仙波頂上から左に下って吹上ノ頭で写真タイム。
南アルプスの白い山稜が一部見えました。
和名倉山へのルートでは伐採跡や焼小屋ノ頭、八百平とテント場になる広場がある。
残雪や水場は見当たらずテント泊では水持参が必要です。
迷い無く気持ち良く歩けたが、ワイヤーが道に絡んで放置されているのが興ざめか。
川又分岐から川又集落への道がありますが藪道のような雰囲気でした。
二瀬分岐に到着し、ここから軽装で和名倉山頂上へと右折する。
ゆるやかな道を進んでいくと倒木が目立ちます。
山火事の跡でしょうかゲレンデのような草原の千代の休場を通過。
和名倉山頂上は苔むした暗い密林の中にあった。
三角点でやっと頂上と分かる平地で、和名倉山(白石山)標識の前で記念撮影。
・和名倉山(小さく白石山と表示)山頂
困難な200名山の一つと思うと登頂の充実感あり。
山の神土からの往復ルートなら一般登山で登れそうです。
山頂近くには熊遭遇!!と見間違う枯れ木があった。
二瀬分岐からいよいよ秩父湖へのルートで標高差1,500mを下る。
コケに覆われた気持ちの良い苔の森もあるが展望はほとんど無くなる。
所々はガイドさん達が数年掛かりで付けたテープを目印に歩く。
しかしテープ剥がれが進行してするため、通行禁止の横木やテープ等で
登山道を迂回する際は、残っているテープを見落とさないよう注意が必要です。
色も赤、黄、白、退色テープ、リボンなどが入り混じっています。
和名倉山が枝越しに見える北ノタルで昼食。
・三峰神社・武甲山方面
ここに注意書きされていた「スズタケのヤブ迷い」では、
登山道が一人分の巾で綺麗に刈払われていました。
しかし一年手入れしなかったら確実に迷いますね。
さらに沢筋の急斜面を300m下りますが雨天の際はズルズルに滑りまくりそう。
造林小屋跡まで下り、ここから真横に森林軌道跡を50分程水平に移動します。
噂の一升瓶片が大量に散乱していました。
水平道も倒木や崩落が増えてきており、年々歩きにくくなっているようです。 登尾沢ノ頭からは一気に秩父湖への急降下となります。
この区間も迷いなく下れますが800mはかなりキツイです。
落ち葉が積もっていて滑りやすい小枝や小石が隠れています。
秩父湖吊橋に出てホットしました。
5人制限で弾む吊橋を渡り、舗装道路を20分程歩いて秩父湖バス停に到着。
商店でアイスとコーラを買って喉を潤す。
三峰駅・西武秩父駅行きバスに乗り大滝温泉遊湯館(600円)で一旦下車して入浴。
再度路線バスに乗って西武秩父駅に到着して現地解散となりました。
西武秩父-東飯能-拝島-昭島と効率よく乗り継いで帰着しました。
秩父湖下山ルートは明るい内に時間に余裕をもって辿ることが必要です。
ここから登る場合はテントと水持参の相当な健脚の人達ですね。
今日は41,000歩とよく歩きましたが意外にダメージはありません。
下山後の温泉浴と冷水浴が効果的でした。
スキーから登山への筋力切替もできてきたようです。
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